夜雀少女の恋情と忠義 ヨルゼ回
- 鴉月語り部
- 3月8日
- 読了時間: 5分
執筆日 2020/10/04
夜雀少女と烏王様
烏王様をお慕いする夜雀のヨルゼのお話
ヨルゼ視点でシリアス・ギャグ・ちょい言葉遣い下品
登場人物は烏王創世記の一期
これはヨルゼが後で聞いた出自の話です。
少数部族・ユカラ族の生き残りである母は烏王様 (当時はコルウゥ皇子)の命を狙い夫の仇を討とうとし、エロジジイ・ロンウェーら皇族に殺されたそうです。
母は隠密家系で八羽の兄がいましたがヨルゼは小さくて雀だったので、母の死後・伯父達に捨てられました。
烏皇子さま27歳、ヨルゼは四つの時にユカラ族は烏王様の復讐で虐殺され滅亡します。
捨て子のヨルゼは名すら無くて…二年後の部族統一の時に六つのヨルゼは雨の中、烏皇子さまを見つめていました。
「お前小さいなぁ、ずっと視界の横でメンチ切ってるから流石に気になってきたぞ~
名は?風邪ひくぞ?なんか食うか?皇子様も小腹空いてきてハハハー」
名も家族もわからない、言葉すら話せないヨルゼは首を振りました。
烏皇子さまは毛布をかけてくれて
『道(ヨル)』という意味のヨルゼという名前と食料、心優しいオウギ族に加えてくれました。
兵士が「小汚いユカラが皇子に近づくな」
とヨルゼを蹴飛ばしましたが、烏皇子さまが兵士を蹴っ飛ばして簀巻きにし水に沈めました。
「ハハハー同胞を差別する奴は我が軍に不要ぞー(笑)」って死なない程度に。
ザドウ族との最終決戦間近で
「ヨルゼが戦嫌いか?だよなー肌荒れるし汚れるしもー最悪…武闘会ぐらいの方が丁度いいよな。」
と誰も聞いてないのに一人で喋り出して、「きらい」と頑張って答えると
「ハハハーお前あんまりにも喋らないから実は心配してたぞー
また烏皇子嫌われてんのかなって傷ついてたぞー
じゃあ、私が戦終わらせてやる。
ちょっとは笑顔の練習してくるんだぞー折角可愛いのに不愛想で台無しだぞ。」
とヨルゼに声を掛けてくれました。
皇子なのに叔父らに宴会でハブられて暇だからちびっ子たちと遊びに来たようです、ヨルゼは楽しかったです。
烏皇子さまが30で即位し天上に上がり、素性の分からなかったヨルゼの羽を見て母の兄が名乗り出ました。
そこで聞かされたのが
母の仇が烏王様とクソエロジジイ・ロンウェー、父の仇も烏王様とコルボー先生だと…
ヨルゼはどうしていいかわからず、伯父の言うとおりに烏王様とコルボー先生を暗殺しに行きました。
ヨルゼはユカラ族の血を引くので血も涙もない戦闘民族です…思い出なんて心なんて不要です。
「どーしたヨルゼーかくれんぼかぁー…って痛った」
父母の仇、取らせてもらう。さようなら烏王様…
上から飛び込んで肩を刺し、二度目は素手で小刀を受け止められました。
「ヨルゼー狙うなら心臓(ここ)を狙えよ。
一撃で仕留めないと女は何されるか分からないんだぞー…」
と泣きながら刺したヨルゼを烏王様は抱き締めて頭を撫でてくれました。
「暗殺welcome、ウェンカム。どうせならとびっきり美姫になってもう一度殺しに来いよ、夜這いと受け取って相手してやるぞハハハハハハ☆」
と求婚の約束もしてくれました。
ギャグは全く面白くないし滑ってるし、ヨルゼはウェンカム族では無いのですが…
寛大にも烏王様はヨルゼの処分をコルボー先生が管理する愛と地獄の孤児院・シャンユエ送りだけで済ませてくれました。更生中です。
悪いのは伯父で、子供を使って暗殺させた大人が悪いって…伯父は烏王様によってオネエ達に全身舐め回された後に地上送りの流刑になりました。
ここからは801年に烏王様がベリト王子に暗殺され、ヨルゼが自分で自分に呪いを掛けたお話です。
ヨルゼは自分で「コルウス様が生まれ変わるまで眠りにつく」呪いをかけました。
ヨルゼは新烏王様を認めません、ヨルゼの烏王様はコルウス様だけ…アガレス様は違う…私の烏王様じゃない認めない!!
ヨルゼがあの時…烏王様の「今は一人にしてくれないか…あっ、一羽な。」の命を聞かなければ、烏王様は暗殺されなかった!!
全部ヨルゼとベリトと、後でクロウ様に聞いた真相…
キチガイロリコンゲロキモヤリ目(もく)ウーヴェのせいなのです…
一生許さない…だからサヨナキ(ウーヴェの転生)を虐めたおします。
ゲロキモウーヴェは過去に孤児院で風呂で下品な一物を見せた挙句
「責任とって結婚してください!
ユイムさんにも見られてるけどあれはユイムさん0歳と一緒に風呂に入った時ですからね…!ノーカン!!」
と言われたことも一生許しません…あれ以来、一物恐怖症で裸踊りするゲオルグもトラウマになりました。
烏王様はついてないと思ってるので永遠の初恋です。
だから来世のコルウス様…転生者のクロウ様には夜這いの約束があるので約束果たして貰わないと…
コルボー院長先生と夫人は大好きです、いつもゲロキモウーヴェをハグでバキバキ骨折させてくれます。
ユエイは苦手でウザい弟分でしたが…実は綺麗な心を持っていて人気者なところが妬ましくていじめてました…ユエイは全く気にしてませんでしたが。
最後に大ゲンカしてしまって、気まずいままヨルゼが五千年の眠りについたのでクロウ様の仲間に引き入れるのは最後にしてほしかったのです。
カラシア様のことは最初は妬んでいましたが、ヨルゼの義姉妹になると色仕掛けやらを教えてくれ、コルウス様・クロウ様専属のメスビッチになろうと思いました。
クソビッチアバズレ・ユイムもたまには役に立ちます、「私達雑種はぶつかっただけで妊娠する」と言えば責任取らせれると教えてくれました。
流石、ゲロキモヤリ目(もく)偽ピーターパン・ウーヴェと寝まくってるだけあります誘い方も上手いです。
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