top of page

ウーヴェ×ユイムの結婚前夜

  • 執筆者の写真: 鴉月語り部
    鴉月語り部
  • 2019年6月16日
  • 読了時間: 6分



執筆日2019年


もっとがっつり生々しい性描写ありましたが削ってマイルドにしました、訳わからんようになってるのはその名残です許して




【フィアンセ時代】


いつもふざけてばかりで素顔を全く見せない貴方

私の許嫁…


「ユイムさん小さくて可愛いー♡」


「…頬を突くのやめてくださる?

貴方から見ればほとんど小さいでしょうに…」


「求婚の言葉ぐらいは貴方の声で聞きたいものですわ」


「…」


「だんまりですの?そんなに嫌なら無理に…

わたくし、ありあまる他の殿方を選びますのよ

求婚は絶えないのですから」


腕を捕まれ姫抱きされる


「ユイムたん小さくて可愛いー♡わたくしの可愛い許嫁殿♡」

「お放しなさい、冤罪にして強姦罪で訴えますわよ

時効ですわ婚約は破棄とみなします」


「その願いは聞き入れられません

何故なら貴女とわたくしは永久に結ばれる運命なのですから」


あやすように抱きかかえられ


「まあ、自意識過剰ね

赤ちゃんじゃありませんのよ」


抱き締められて唇を撫でられる


自分の唇と私の唇に指を交互に当て


「これでわたくし達は許嫁、口付けの代わり♡」


…うフフフ…アハハは…

暫く顔、見れませんわ


「…明日は式ですのよ

女人は言葉にしてくれないと、わからないのですわ」


「…」

「聞いてらっしゃるの」


「目を、閉じていて」


大きな手で目を塞がれる


「なんです…んっ」


口付け?

唇を這う


「んっ、やだっ」


「ユイムさん

わたくしの可愛いお嫁さんになってくれますか?」


「…んっ」


有無を言わさず何かが入ってくる

私、何か…遠い前世でこの人を知っている気がするのよ


「ねっ、わたくしの可愛い可愛い許嫁殿」


「…あんなことされちゃ、お嫁さんになるしかないですわ」


「ユイムさん大好き♡可愛いー♡」



【結婚式】



「…月を視ると、何か無機質で寂しくなるの

きゃあ!」


抱きかかえて貴方は


「セレーネ

貴女が哀しくなるのはエンディミオンを思い出すから

…エンディミオンを名乗った偽悪魔でしたけどね、マヒナ姫」


「セレーネ…何か、思い出せそうなのよ」


暗闇で、貴方の眼だけが視えたわ


「…感謝しますよ、得体の知れないわたくしを選んでくださって

必然でしたけど、マヒナ姫」


誓いのキスは、二人きりで


「ん…ウーヴェ様」

「愛していますよ、ユィム・セレーネ・マヒナ

わたくしの花嫁さん」


―結婚初夜ですのよ、流石に緊張して


「あの…ウーヴェ様

本当に何もしませんわよね」


タオルをフード代わりに巻くユイムさん


「しますよ?夫婦なのですから

ね、花嫁さん…初夜はとびきり甘く過ごしましょうね」


どれだけ待たされたか


「え…私、もう一度バスタイムですわよ」


(…色々触られるのですわよね

私の肌に彼が…)


意識して無理ぃ…

入る訳無いじゃない体格差が凄いのに

わざわざ私を選んだってことは小さいのかしら…(超絶失礼)


――――暫くして


「…貴方は随分落ち着いてらっしゃるのね

わたくし、今更怖くなって」


布でグルグル巻にした男が真横でずっと本を読んでらっしゃる



「ああ、そうですよね

いつもの貴女なら此処で、犬神家かよ。ファラオかよ。永久にお眠り遊ばせ!!

とおっしゃいますのに…寂しいものです」


恐らく火傷で爛れた容姿を隠しているのだろうと噂されていた


「…私、貴方の顔を見てみたいの

いいのよ、何か傷があるなら」

「いえ、貴女には見せなければ…我が妻となる唯一の女性なのですから」


「あら、意外と美男

早く言いなさいな、私面食いですのよ」


「やっと笑ってくれた

ユィムとは微笑むの意味、貴女にはいつもの周囲を見下しきった冷たい表情よりも笑顔が似合います」


「まあ…よくわかってらっしゃるのね」


優しく背中に手を回して額に口付け、頬に

そして額をくっつけ


「わたくしの、可愛いお嫁さんになってくださいますか?ユイムさん」

「…喜んで、私の素敵な旦那様」


笑顔でロウソクを消し、賢い私は意味がわかりますのよ…

ゆっくり押し倒され、この眼に見つめられると何か痺れるような感覚に陥る…

眼を逸らすと頰を撫でられ


「ユイムさん、駄目ですよ

目を視ないと口付けできませんよ」


「んっ…んん」


深い、深い口吸いに

絡ませてくる…なんて蕩けるような甘さなの


「…やっぱり待って」

「これ以上は待てません

ユイム・セレーネ…貴女をわたくしの妻にしたい」



最後に唇をペロリと舐められ

外気に触れる


「…小さいでしょう」

「可愛らしいですよ、わたくしはロリ婚なので小ぶりが好きです」


馬鹿にしてるわね、小娘だと思ってるわね!


「んっ…くすぐったい

…」


「…この香、アラビアンジャスミンですよ


そして今宵はチューベローズ…危険な快楽

官能的な、花言葉」


この甘美で危険な雰囲気と香りに酔いそう


「さあ、夜はまだまだこれから始まるのですから…

貴女にとってもわたくしにとっても、初めての世界」


――――…あの、赤子だったユィムがな

百年ぶりだ

父も望んでいるだろう母も

貴女にはまずアイノを生ませたい…




「ユイムさん、そろそろ下に参りたいのですが」


「わ、わたくしに不格好しろと言うのかしら…

恥ずかしいですわ」


「開いてくださらないとできませんよ

そうですね、では優雅に開いてください♪」


優雅に…

優雅に?

片足だけ


「ユイムさんらしいですね

一緒に、お勉強しましょう

かユイムさん此処は?」



「おやおや、まだ触っていないのに」

「言わないで!!さっきのが良かったの!」


意地悪く、見せつける


シーツを握り締め


「此処、好きでしょう?

ユイムさん、我慢しなくて良いのですよ

身を委ねて…声を聴かせなさいな」


「んん…だって」


「んー、じゃあこれは?」


「ひゃあん!?

ウーヴェ様、何するの…」


「何って何ですが何か」


「駄目、…ウーヴェ様やめて」


「やめろと言われると余計やりたくなります」



「9時から2時間、ユイムさんは弱いみたいなので1分でダウンします

毎回5分くらいでしょうか」


「わかった、言わないで…恥ずかしい

もうお嫁にいけない」


「お嫁さんにしてる最中ですよ、ユイム姫

さあて、そろそろ大丈夫ですかね…」




「ユイムさん、大丈夫ですよ

イイコ、イイコ」


逃げようとする度に捕まれ、小刻みに貫かれた

不規則な動き


あまりに気が飛びそう…



「可愛いお嫁さん」



「…あぁ

ユイム、愛していますよ

わたくしの子を孕みなさい」

「…はい、ウーヴェ様


私、花嫁さんとお母さんになるのね」


「ええ…」

――――「ハア…お水、お水飲みたい」


シーツを被せ、無言で立ち去る夫

暫くすると水を持ってきてくれた


自らの口に含み、私に口移しで飲ませてくれた

ゴクゴクと喉を潤わす

夢中で彼の口内の水を飲んだ


「ハアハア…雛じゃありませんのよ」


夫は黙って私の身を整える


「お疲れ様ユイムさん

赤ちゃん、できてると良いですね…」


「…不様に動けませんのよ、見ないでくださいませ」


「ユイムさん、今夜の貴女の鳴き声は非常に美しかったですよ


わたくしの美しい墓場鳥ナイチンゲール

どうか隣で永遠に歌ってくれますか


末永くよろしくお願いしますね、ユイムさん」


「まあ…ウーヴェ様ったら」

胸板にうずくまり、彼は私の髪を愛でる


「美しい濡れ烏色、月光を浴びるとキラキラ輝くのですね


どうしました、ユイムさん」

「素敵でしたわ…貴方はどこまでも紳士ですのね」


「ユイムさん、貴女はとても可愛らしいのですね

ずっとシーツを握り締めて、怯えるのですから」


「…私と貴方の秘密、一生よ一生」

「ええ…わたくしの素顔は貴女だけ」


――――翌日、また求めてくる新郎がいた






【あとがき】

がっつり性描写を見たい人はなんかどっかのメッセージで教えて、サイトのパスワード公開の場所で公開します。

Comentários


bottom of page