ユイムと三神の男神の結末と考察
- 鴉月語り部
- 3月8日
- 読了時間: 7分
更新日:3月9日

※大いに結末のネタバレあり、ザン×ユイムの最期は烏王創世記 鳳凰編を見てね!
【ゲオルグは必要悪だった語り 】
天地戦争の最終戦でコルウスに二度敗北し瀕死で這いつくばる
娘のような存在だったリノンを連れて行こうとしてユイムが庇って瀕死
愛憎狂気全開モードでユイムの目を奪って自分とお揃いだと狂喜する
リノンの涙で正気に返る、ユイムへの叶わぬ想い(母・姉妹・恋人・妻として好きだった)と振り返り兄の素顔に戻って相討ち心中
ゲオルグは700年ずっと無意識にユイムを引きずってて忘れようとして数多の妾を持っていたが顔も名前も覚えてない。 元々従兄妹→義妹→ユイム母が決めた許嫁みたいなもので駆け引きする恋人時期があった
前世来世含め1万年以上追いかけて双子に転生したり、愛に飢えた回帰願望がある
ウーヴェ×ユイム夫妻
ウーヴェがどうしても妻に逢いたくて、冥界でゲオルグに渡したくなくて寿命を削って妻蘇生
片目が無く烏族の誇りであった黒髪を失ったユイムが鏡を見て悲しむ、ウーヴェが彼女が目立たない為に自分も烏族を捨て真っ白に。
最期に白銀の結婚式をして全てを捨てて愛した、信頼できるザンに彼女を託す
本編終了後 ザン×ユイム夫妻
ユイムはウーヴェの墓で毎日泣き続けて歌うので墓場鳥ナイチンゲール夫人称号GET
見かねたザンが逮捕補導、700年片想いしていたのでユイムに恋情を定期的に通って伝える
ユイム「片目も失い烏族でもない、未亡人で子持ちの私で良いのですか?」
ザン「貴女はいつも輝いているさ、今もずっと…」
再婚し、戦後の傷を理解し合える夫婦関係を築く
失った片目を見るたびに過去の傷とゲオルグの亡霊を見て嘆くユイム、優しかった兄を狂わせたのは自分では無いのかと責める
ザンが彼女の瞼に口付けて全てを包み込む愛を紡いでくれるのでユイムが立ち直る。
ユイムマジで愛された月の女神だなぁ…後世でゲオルグの正妃になってて本人びっくりしてそう メンヘラゲオルグ「やったぜ!!! 愛してるよユイム…歴史がお前を王妃と認めたよぉ…」
ユイム「私は私なの、自惚れないで!!!」
【月の女神ユイムと神話語り】
ユイムは月の女神で冥界の血も引いてる、他の烏族は千年生きるけどユイムとゲオルグは本来なら二千年以上生きただろうし、共に不死の血を引く神同士でお似合いっちゃお似合いだった
二人が素直に愛せていたら良い夫婦神だった
ゲオルグはだからこそ自分を暴君セト、ユイムを葬祭の女神ネベトフゥト(ネフティスの異名)って呼んでたし、
ゲオルグなりのプロポーズだったのにユイム鈍感過ぎて何にも伝わってないっていう… セトとネフティスは兄妹夫婦だったからこれもアピールしてた。 結局ユイムは逆に短命の呪いを受けるウーヴェと結婚して長寿過ぎる寿命を与えてた
まあゲオルグ×ユイムに子供できてたらかなり忌み子になっただろう
ゲオルグの狂気の愛が「お前となら神として共に永劫に生きられる」だったのに対して、
ユイムが選んだのは「死すべき者と共に生き、終わりを迎える愛」だったの、運命の対比があまりにも美しすぎる…!!!
ゲオルグから見れば
「なんですぐ死ぬ旦那掴むんだ?馬鹿じゃないの?いつか泣きを見るのわかってて選ぶなんて俺には理解できねぇ! 最後に相応しいのは俺とお前だからいつか迎えに行く」って思ってた。
ユイムは「彼に寿命を与えることで互いの祖先の呪いを断ち切れると思ったの…そしてどうしようもなく運命を感じたから彼の手を取ったの」
ゲオルグ×ユイムの子が双子なのわかる!!!
双子に拘ってたから子も双子っぽいよね、二千年もあるから100子ぐらいいそうだけど…(
神話の女神って大体100子産んでる)
ユイムの愛さえ掴めたならまともな家庭築いて子も溺愛してそう! 擦れ違い従兄妹カップリングって沼と業が深いなぁ…
私の予想では元々双子の神で何度も夫婦だった、だから共鳴し合うって設定をぼんやり考えてる…
神話の世界だから双子夫婦も存在するし多妻多夫だっただろうから、永い時の中でユイムは転生を繰り返してザンの前世とも夫婦だったしウーヴェ前世とは恋人だったんだよね。
ゲオルグがユイムに執着するのは一つに戻りたい本能だと思う!
あとゲオルグだけが神話の価値観を持ったままだから、ザンとはユイムを共有していいと思ってるんだよね(ただし俺が正式な夫)
100子に囲まれたゲオルグ×ユイムファミリーとかマジで神話っぽくっていいね!
このゲオルグ×ユイムの転生設定をどこかで入れようと思ってはいるんだけど、本編が壮大だからややこしくなると思って外伝で入れようかなって思ってたんだ!
【前世と転生】
ザンとユイムがアダムとイヴ的な始祖の神で、ザンは男たちの英雄、人間の神、ユイムは月の女神で銀の象徴。 太陽と月の関係で仲睦まじい夫婦。
ゲオルグは人間の夫でユイムは月の女神、夫妻に四男四女の子がいたがユイムは頑なに「自分は処女神で単一で生んだ、子らに父はいません」 って拒絶してた。
キャリアウーマンの彼女にDVしてたので愛想を尽かされ、ユイムは虹の橋を渡って月に逃亡した、ゲオルグは足をちぎってまで追いかけたけど人間だったから熱い虹の橋が渡れなかった…
DV夫だったけど、子らは可愛がってて半神である子供らは離婚した両親の間を行き来してた。 この因縁があるからゲオルグはユイムに執着してて、同時に「お前はまた俺を捨てる、逃げるから信用していない!」って、愛と憎しみの狭間で苦しんでる悲しい男でもある…
※この辺はハワイ・ポリネシア神話のヒナとアカラナ、クーとヒナから。
ザン×ユイムの対比
本人たちは全く記憶無いのに今世でも惹かれて、今世もザンはザドウ族の皇族で男たちの守護者、太陽と黄金の象徴、八咫烏の家紋
ユイムは月の女神で夜、冥界、銀の女王。
この夫妻の出会いと最期には最後まで蝶が想い出で、「蝶になってあなたの元に還るわ…私と貴方の想い出の…」ってユイムの遺言なんだよね。 原初の夫婦が巡り合って最後に結ばれたの尊い…
蝶は転生・ループを意味するよね!
ゲオルグ派とザン派は大きく分かれそうで気になるw 甲乙つけがたい!
ゲオルグ×ユイムの因縁は1万年後も未だに続いてて、まだ解決してない
とりあえず敵キャラの転生者(ハウラス)がゲオルグの狂気を抑え込んでるから気さくにユイムにアタックしてるけど人妻なの、ウーヴェ妻なの!今度は1万年経ってもウーヴェから逃げれないの!
悲劇の狂愛か静かな純愛で変わりそうだね!
で、ウーヴェ×ユイムの転生話なんだけど、ウーヴェは前世も来世もずっと悪魔ポジションでかつて月の女神ユイムに恋をし、月と魔界で触れられない距離で心が通じ合ってる仲だった、地上に降りた彼女がゲオルグにころされるのを助けれなくて、来世でも繰り返してしまう…
ひたすら先に転生してユイムを守ろうとするけど叶わない…っていう運命を繰り返してる(成功する時もあるけど) 今のところずっとユイムと夫婦やっててもうユイムが逃げられないやつ、赤子の時から婚約者とかそういうのが多い。
真の愛のストーカーはウーヴェだった…? 悪魔紳士がロマンチックに月の女神を攫う系のストーリーが好きな人にはささるかも!
どのカップリングも違いがあって良いね! 作者も情緒不安定ジェットコースターだから、どのカップリングもノリノリで書けるし違いが楽しいわ!
確かに一番安定感だとザンかなぁ…うちの身内はロマンチストウーヴェ派だったみたい。
もう逃げれない感あるけど守ろうとはしてるもんなぁ…
ユイムはユイムでウーヴェに惹かれるくせに突きはねてるけどなんだかんだ本気では拒絶してないんだよね。
振り返るとゲオルグは双子に戻りたい系ストーカーなんだよね…戻る日が来るのか、なんか救い与えてあげないとなユイムの転生が終わらないから、これは冥界でドタバタラブコメ続けるのが幸せエンドなのでは…?
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