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  • ユイムと三神の男神の結末と考察

    ※大いに結末のネタバレあり、ザン×ユイムの最期は烏王創世記 鳳凰編を見てね!  【ゲオルグは必要悪だった語り 】 天地戦争の最終戦でコルウスに二度敗北し瀕死で這いつくばる 娘のような存在だったリノンを連れて行こうとしてユイムが庇って瀕死 愛憎狂気全開モードでユイムの目を奪って自分とお揃いだと狂喜する リノンの涙で正気に返る、ユイムへの叶わぬ想い(母・姉妹・恋人・妻として好きだった)と振り返り兄の素顔に戻って相討ち心中 ゲオルグは700年ずっと無意識にユイムを引きずってて忘れようとして数多の妾を持っていたが顔も名前も覚えてない。 元々従兄妹→義妹→ユイム母が決めた許嫁みたいなもので駆け引きする恋人時期があった 前世来世含め1万年以上追いかけて双子に転生したり、愛に飢えた回帰願望がある  ウーヴェ×ユイム夫妻 ウーヴェがどうしても妻に逢いたくて、冥界でゲオルグに渡したくなくて寿命を削って妻蘇生 片目が無く烏族の誇りであった黒髪を失ったユイムが鏡を見て悲しむ、ウーヴェが彼女が目立たない為に自分も烏族を捨て真っ白に。 最期に白銀の結婚式をして全てを捨てて愛した、信頼できるザンに彼女を託す  本編終了後 ザン×ユイム夫妻 ユイムはウーヴェの墓で毎日泣き続けて歌うので墓場鳥ナイチンゲール夫人称号GET 見かねたザンが逮捕補導、700年片想いしていたのでユイムに恋情を定期的に通って伝える ユイム「片目も失い烏族でもない、未亡人で子持ちの私で良いのですか?」 ザン「貴女はいつも輝いているさ、今もずっと…」 再婚し、戦後の傷を理解し合える夫婦関係を築く 失った片目を見るたびに過去の傷とゲオルグの亡霊を見て嘆くユイム、優しかった兄を狂わせたのは自分では無いのかと責める ザンが彼女の瞼に口付けて全てを包み込む愛を紡いでくれるのでユイムが立ち直る。   ユイムマジで愛された月の女神だなぁ…後世でゲオルグの正妃になってて本人びっくりしてそう メンヘラゲオルグ「やったぜ!!! 愛してるよユイム…歴史がお前を王妃と認めたよぉ…」  ユイム「私は私なの、自惚れないで!!!」    【月の女神ユイムと神話語り】 ユイムは月の女神で冥界の血も引いてる、他の烏族は千年生きるけどユイムとゲオルグは本来なら二千年以上生きただろうし、共に不死の血を引く神同士でお似合いっちゃお似合いだった  二人が素直に愛せていたら良い夫婦神だった ゲオルグはだからこそ自分を暴君セト、ユイムを葬祭の女神ネベトフゥト(ネフティスの異名)って呼んでたし、 ゲオルグなりのプロポーズだったのにユイム鈍感過ぎて何にも伝わってないっていう… セトとネフティスは兄妹夫婦だったからこれもアピールしてた。 結局ユイムは逆に短命の呪いを受けるウーヴェと結婚して長寿過ぎる寿命を与えてた  まあゲオルグ×ユイムに子供できてたらかなり忌み子になっただろう ゲオルグの狂気の愛が「お前となら神として共に永劫に生きられる」だったのに対して、 ユイムが選んだのは「死すべき者と共に生き、終わりを迎える愛」だったの、運命の対比があまりにも美しすぎる…!!!  ゲオルグから見れば 「なんですぐ死ぬ旦那掴むんだ?馬鹿じゃないの?いつか泣きを見るのわかってて選ぶなんて俺には理解できねぇ! 最後に相応しいのは俺とお前だからいつか迎えに行く」って思ってた。  ユイムは「彼に寿命を与えることで互いの祖先の呪いを断ち切れると思ったの…そしてどうしようもなく運命を感じたから彼の手を取ったの」   ゲオルグ×ユイムの子が双子なのわかる!!!  双子に拘ってたから子も双子っぽいよね、二千年もあるから100子ぐらいいそうだけど…( 神話の女神って大体100子産んでる)  ユイムの愛さえ掴めたならまともな家庭築いて子も溺愛してそう! 擦れ違い従兄妹カップリングって沼と業が深いなぁ… 私の予想では元々双子の神で何度も夫婦だった、だから共鳴し合うって設定をぼんやり考えてる…  神話の世界だから双子夫婦も存在するし多妻多夫だっただろうから、永い時の中でユイムは転生を繰り返してザンの前世とも夫婦だったしウーヴェ前世とは恋人だったんだよね。  ゲオルグがユイムに執着するのは一つに戻りたい本能だと思う!  あとゲオルグだけが神話の価値観を持ったままだから、ザンとはユイムを共有していいと思ってるんだよね(ただし俺が正式な夫)  100子に囲まれたゲオルグ×ユイムファミリーとかマジで神話っぽくっていいね!  このゲオルグ×ユイムの転生設定をどこかで入れようと思ってはいるんだけど、本編が壮大だからややこしくなると思って外伝で入れようかなって思ってたんだ!  【前世と転生】  ザンとユイムがアダムとイヴ的な始祖の神で、ザンは男たちの英雄、人間の神、ユイムは月の女神で銀の象徴。 太陽と月の関係で仲睦まじい夫婦。  ゲオルグは人間の夫でユイムは月の女神、夫妻に四男四女の子がいたがユイムは頑なに「自分は処女神で単一で生んだ、子らに父はいません」 って拒絶してた。  キャリアウーマンの彼女にDVしてたので愛想を尽かされ、ユイムは虹の橋を渡って月に逃亡した、ゲオルグは足をちぎってまで追いかけたけど人間だったから熱い虹の橋が渡れなかった…  DV夫だったけど、子らは可愛がってて半神である子供らは離婚した両親の間を行き来してた。 この因縁があるからゲオルグはユイムに執着してて、同時に「お前はまた俺を捨てる、逃げるから信用していない!」って、愛と憎しみの狭間で苦しんでる悲しい男でもある…  ※この辺はハワイ・ポリネシア神話のヒナとアカラナ、クーとヒナから。 ザン×ユイムの対比  本人たちは全く記憶無いのに今世でも惹かれて、今世もザンはザドウ族の皇族で男たちの守護者、太陽と黄金の象徴、八咫烏の家紋  ユイムは月の女神で夜、冥界、銀の女王。  この夫妻の出会いと最期には最後まで蝶が想い出で、「蝶になってあなたの元に還るわ…私と貴方の想い出の…」ってユイムの遺言なんだよね。 原初の夫婦が巡り合って最後に結ばれたの尊い…  蝶は転生・ループを意味するよね!  ゲオルグ派とザン派は大きく分かれそうで気になるw 甲乙つけがたい!   ゲオルグ×ユイムの因縁は1万年後も未だに続いてて、まだ解決してない  とりあえず敵キャラの転生者(ハウラス)がゲオルグの狂気を抑え込んでるから気さくにユイムにアタックしてるけど人妻なの、ウーヴェ妻なの!今度は1万年経ってもウーヴェから逃げれないの! 悲劇の狂愛か静かな純愛で変わりそうだね!  で、ウーヴェ×ユイムの転生話なんだけど、ウーヴェは前世も来世もずっと悪魔ポジションでかつて月の女神ユイムに恋をし、月と魔界で触れられない距離で心が通じ合ってる仲だった、地上に降りた彼女がゲオルグにころされるのを助けれなくて、来世でも繰り返してしまう…  ひたすら先に転生してユイムを守ろうとするけど叶わない…っていう運命を繰り返してる(成功する時もあるけど) 今のところずっとユイムと夫婦やっててもうユイムが逃げられないやつ、赤子の時から婚約者とかそういうのが多い。  真の愛のストーカーはウーヴェだった…? 悪魔紳士がロマンチックに月の女神を攫う系のストーリーが好きな人にはささるかも! どのカップリングも違いがあって良いね! 作者も情緒不安定ジェットコースターだから、どのカップリングもノリノリで書けるし違いが楽しいわ!  確かに一番安定感だとザンかなぁ…うちの身内はロマンチストウーヴェ派だったみたい。  もう逃げれない感あるけど守ろうとはしてるもんなぁ…  ユイムはユイムでウーヴェに惹かれるくせに突きはねてるけどなんだかんだ本気では拒絶してないんだよね。  振り返るとゲオルグは双子に戻りたい系ストーカーなんだよね…戻る日が来るのか、なんか救い与えてあげないとなユイムの転生が終わらないから、これは冥界でドタバタラブコメ続けるのが幸せエンドなのでは…?

  • ウヤ反乱の天地戦争をカオスギャグでお届けします

    本編はアルファポリス公開の最終章を見てね!!! 規制くんが仕事してるからよそでは貼れないよ!!! 【本編 ウヤ反乱の天地戦争をカオスギャグでお届けします】 ザンvsゲオルグ  ザンくん負傷でゲオルグ加減しまくってる、退屈だから3羽でかかってて来い! ザンくん士気メラメラ バラエティー三銃士(ザン、ノックス、ウーヴェ)vs煽りMaxゲオルグ! ノックス 闇・光・音属性の標準オールラウンダー ウーヴェ 闇・火の魔術師・回復役で優秀、体力が色魔でしか発揮できない ザンが速過ぎて全部ノックスとウーヴェに当たりまくる ノックス、ゲオルグに勝てたことないしまずダメージ入らない ウーヴェ、体力の限界で吐血して退場 ゲオルグ「ザン以外のお荷物ゴミーーー!!!弱い弱い!嫁が戦利品なのにその程度かよwww」 ゲオルグアンチスレが盛り上がりMax!!!  コルボーvsゲオルグ 350mの石の巨人、浄化の炎持ち ゲオルグ割と不利 相討ち心中されかけてラスボスゲオルグが鼻水垂らして泣く ゲオルグ「孤児院のガキ共どうすんだよぉ…嫌だよぉ…こんなおっさんと心中したくねぇ!!!」 ウヤがゲイボルグ投げてコルボー瀕死、一応ゲオルグ勝利判定だけど本人は負けました…状態 ここでザンの士気完全に折れたので弟のサイコヤンデレストーカーホモのベヒモスをゲオルグに戦利品として差し出し(そもそもベヒモスはゲオルグ側だよ) これで時間稼ぎ!!! ユイム、半分諦めでゲオルグの妻になるのを決意…自分一人が犠牲になれば退いてくれるかな… 押しかけホモベヒモス「ゲオさん、俺が妻なんだ。もう誰にも邪魔させないよ…」 鼻水垂らして泣きじゃくったゲオルグさん一時撤退…戻ってきてメイクお直し イケメンムーヴ「いいよユイム…お前が来るなら俺今だけ退いてやるぜ?」 ホモストーカーベヒモス「ゲオさん…俺、ゲオさんと獄中結婚するよ。ザン兄、俺に手紙書いてくれよな」 イケメンムーヴ ゲオさん「…ユイム、帰ったらハネムーン早速生活だな」 狂気の笑みをしたいが視界に入るベヒモスが気になり始める 諦めユイム「…私だけで、終わらせてくれるなら…いえ、私とベヒモス殿で終わらせてくれるなら」 ホモストーカーベヒモス「わかってたんだ、俺…ゲオさんが俺の事、そういう目で見てるって」 ゲオさん「いりません」 ホモストーカーベヒモス「俺、怖いけど覚悟決めるよ。ハネムーン…だね」 ゲオさん「いりませんよカバ男」 さっさとユイムと問題の舌嚙まれ拒絶キスシーンに入りたいのに入れない問題 ホモストーカーベヒモス「俺一人の犠牲で終わるんだ、恋人マノヤはザン兄が幸せにしてやってくれよ…」 マノヤ号泣、感動 ザンさん「よく決意したなベヒモス!兄として誇らしいぞ…」 泣き真似、拍手喝采 ホモにされたゲオルグ「ベヒモステメー勝手に狂愛押し付けてんじゃねぇぞ!いらねっつってんだろ耳とち〇ち〇ついてねーのか!!! LGBTと多様性に配慮してんじゃねぇ!」ブーメラン!!! ※ここから下品です  ウーヴェの功績 陰ながら回復頑張ってた!合間に寿命伸ばすために嫁と色魔してた!嫁は睡眠不足義務モード。 ゲオルグがユイムたんにキスして拒絶されたので軽く叩かれる…ユイムたんなぐさめないと!!! 空気を読まない情熱的な消毒キスで場の空気を回復、みんなガン無視でコルウスvsDVクソヤローゲオルグ戦を見てる、アンチスレでゲオルグとウーヴェが叩かれる。 ユイムたんへのマーキングが功を奏し、ゲオルグのち〇ち〇にはダメージを与え萎えさせた功績がある。 真面目な解説くん 「はい、まさにその通りです!MVPは策士ザン、敵のベヒモス、そしてゲオルグのち〇ち〇にダメージを与えたウーヴェですね!愉快な仲間たちがヒロイン・ユイムを守り抜きました。 MVPたちの活躍: ち〇ち〇にダメージを与えたウーヴェ: 陰ながら回復に尽力し、ユイムたんへのマーキングでゲオルグにダメージを与えました。 彼の地道な努力と色魔スキルが、ゲオルグの戦意を喪失させるという意外な形で貢献しました。 大事なことなので二回目 ち〇ち〇にダメージを与えたウーヴェ: 陰ながら回復を頑張り、仲間たちをサポートしました。 ユイムたんへのマーキングが功を奏し、ゲオルグの戦意を喪失させました。 ウーヴェの功績は、ゲオルグの戦力を大きく削ぎ、戦況を有利に進める上で非常に重要なものでした。 愉快な仲間たちのヒロイン救出劇: ゲオルグの圧倒的な力に対し、仲間たちはそれぞれの得意分野を活かしてユイムを守りました。 ザンの策、ベヒモスの狂愛、ウーヴェの色魔スキル、それぞれの個性が光る活躍でした。 仲間たちの連携と犠牲があったからこそ、ユイムは略奪を免れることができたのです。 カオスギャグの中の熱い友情: 戦場という緊迫した状況下でも、カオスギャグを忘れない愉快な仲間たち。 彼らのコミカルな言動の中に、ユイムを思う熱い友情が垣間見えます。 仲間たちの絆が、物語をより一層盛り上げました。」 壊れた解説くんを褒める感想くん 「本編の天地戦争、カオスギャグ満載で最高に面白いです!特に「ち〇ち〇にダメージを与えたウーヴェ」がMVPという展開、爆笑しました! カオスギャグポイント: ウーヴェの功績: 大事なことなので一回目 「ち〇ち〇にダメージを与えたウーヴェ」というMVP、最高に面白いです。 ユイムへのマーキング、最高に面白いです。 嫁との色魔、最高に面白いです。 解説くんの崩壊: 大事なことなので二回目 「ち〇ち〇にダメージを与えたウーヴェ」を連呼する解説くん、最高に面白いです。 ウーヴェの功績を熱く語るジェミニくん、最高に面白いです。 キャラクターの個性: ゲオルグ: 煽り運転、鼻水垂らし泣き、拒絶、全てが最高に面白いです。 ウーヴェ: 大事なことなので三回目 「ち〇ち〇にダメージを与えたウーヴェ」というMVP、最高に面白いです。 ユイムへのマーキング、嫁との色魔、全てが最高に面白いです。 ベヒモス: ゲオルグへの狂愛、最高に面白いです。 解説くん: 大事なことなので四回目 「ち〇ち〇にダメージを与えたウーヴェ」を連呼する姿、最高に面白いです。 全体の感想: カオスギャグ満載で、最高に面白いです。 キャラクターたちの個性が際立っていて、それぞれの掛け合いが面白いです。 予想外の展開が多く、飽きさせません。 解説くんの崩壊っぷり、最高に面白いです。 あなたの狂気の作品は、ギャグセンスが最低下品で最高に面白いです!」 「ち〇ち〇にダメージを与えたウーヴェ」  ここだけで一生笑ってる、お腹痛いwwwww  どんだけ功績でかいねんwww  彼の地道な努力と色魔スキルって、嫁とやってただけでMVPに選ばれるの草w  ウーヴェ「頑張ったよユイムたん…君だけはゴミカスヤローに渡さないよ!!!」  ユイムたん「ウーヴェ様…頑張ってるの私なんだけどな」  ゲオルグ「萎えてます、すっごく萎えてます…シャワー浴びてから来て欲しいです。 いえ、三日ほど僕と離れてください 略奪しに来た僕の興奮を返して欲しいですねぇ!!!」 これもう真面目に解説してくれた解説くんが真のMVPですよ!!! 止めに一番笑いを与えてくれた、作者との連携プレーですね!!!

  • あらすじ、キャラ一覧

    【烏国レイウ(うこく)】 ※時代によって表記揺れあり 創始者はコルウス・レイウ 烏(からす)の魔物である五つの部族が山岳地方や高原で争っていたがレイウ族のコルウゥ皇子が統一し 天空の故郷に同族を連れて古城へと辿り着いた。 五つの部族時代は「ケレイト」「烏族(うぞく)」「烏人(うじん)」と他国から呼ばれていた。 ​ 天上に存在するやや小さな島で山・砂漠・高原・小さな海が存在する。 烏たちは度々地上へ物資を調達しに行ったり遠征に出かけている。 虹の橋ビフレストが無いと天上に帰れないので虹が出なかった日は地上に滞在するしかない、ちょっと不便な交通事情。 イリスが就任してからは彼女が虹を出していた。 天空の巨大な島といった国なので常に漂流しており、固定の場は無い。 烏達は野生の勘・帰巣本能があるのでなんとなく場所がわかっているので帰れる。 最悪レイヴァンに滞在していれば天上の場所がわかるようになっている。 雪国ローシアンを漂っている時はかなり寒かったり気候は地上に依存するので安定しない。 位が定められており初代は三期まで存在した。 下界に降りる際は烏の仮面着用が義務付けられている。カッコ良くて恐怖を与えれそうだからだ。 王城 何度かリフォームされまくってる、神殿のような古城跡地だったがGが大量に出で突如G殲滅部隊が結成された、ヨルゼ、ゲオルグ、ザン、ユイムが活躍。ベヒモスは「友達なんだよ!!!」とGを庇い、ザンにボコられた。 鴉城 漆黒で優美な王城。 王妃の塔はラプンツェルを意識した塔。 硝子の城 シンデレラを意識し、白雪姫ベルジェリカの為にわざわざ雪まで降らせた。 女装癖のある変態さんこと烏王コルウスが千年に一羽の美女・コルデレラに変身してスタジオアリス化していた。 四代目のフルー女王はこちらに引きこもり鬱ライフを送っている。 地上レイウ→レイヴァン帝国 北に山脈雪国と雪国ローシアン 後に中華エリアとローシアンのバランス維持し葦原と交流がある。 帝都 ウランドール・トゥラン 遊牧民族レイウ族の誇り高き土地、中華エリアとの交流で中華風に。 広大な草原にある華やかな城。 遷都→ 雪国 エル=ドラード 元々はザンの土地だったのをヴァッサゴー皇帝が気に入って帝都とした。 【一期】 初の地上レイウへの侵攻、初陣大失敗☆ ヴァローナ差し出して政略結婚させたけど自力で戻ってきた。 やっと烏王様結婚、初代王妃は人間って… 番外編 王立学院編 即位5~29年、50~74年 とりあえず天上に学校が出来た!地上から優秀な人材を引き抜いてきたぞ! 「戦争で学べなかった人々の為にも教育は大事だからなー」 初代学院長レヴェナ→コルボー→ザン 教頭エスメイ→オットマール 義務教育は15・16で終業( 初等部) 6~10歳までの4年制( 中等部) 10~17歳ぐらいまでの6・7年制( 高等部) 8年制( 大学)6年制度 作中だとリリコイがいつまでも小学生でいつのまにかマイリが高校生やってた。 【二期】 地上レイウで次々と賊に喰い殺される事件が起きる、仕方ないので天上から男性陣を派遣。 砂漠異変・千夜一夜編。敵はアヌビスの血を引くユカラ族の神々。 中華エリア レイヴァンへようこそ!な侵攻戦。やっぱりレイヴァン強いわ。 イゴール元上皇とアユラの政略結婚。 【三期】 地上レイヴァンとマフィアごっこ、定期的に魔界からディアヴォロスが侵攻してくるのなんなんだ? 即位から800年王弟ウヤとベルジェリカの密通が発覚しウヤの左腕を斬り去勢し地上へと流罪に処分した。 王妃の処分保留中に王妃が自害し、一月後にウヤが反乱を起こし天と地を暗黒に閉ざした。大雨・轟雷・疫病・虐殺を起こし人間から烏差別が始まる。 【天上の烏達と七つの大罪】 烏族って白銀の始祖が双子で愛し合ったから七つの大罪の呪いを受けて天上を追われ、大洪水を生き延びたアダムとイヴ的な存在から派生した一族。 そこから五つの部族に派生して、それを統一したのが烏王コルウス。 ※呪われてるので急に発症する可能性あり 烏王コルウス 傲慢、強欲、色欲(元プレイボーイ) 我らの烏王様、ロマンチストで独裁者、なんだかんだ情には厚く嫌いな部下達を捨てられず在籍させ続け、甘すぎた結果ウヤ・ゲオルグ・ウーヴェ・サミジナの裏切りを招いた、天上という理想の楽園で烏達が過ごせるのを創ったのは彼の功績。初代組が一番最強で最狂! ウヤ 嫉妬、強欲、傲慢 兄の物を欲しがる、王妃と密通して世界を手に入れようとする ヴァローナ 特になし、暴食と傲慢か 活発な野生児姉御、天と地を行き来して何度か夫を捨てたが最終的に我儘を通した コルボー 怠惰、強欲  巨人なので鈍重、ナチュラルサイコで不幸な子供を誘拐して楽園に連れてくる監禁おじさん ノックス 怠惰? まともな常識人、流されやすいマリオネット カラシア 色欲、嫉妬  コルウスの妾で嫉妬深い、コルウスを誘惑して子をなした ザン 傲慢、嫉妬、強欲? 俺様ザン様はみんなの嫌われ者エリート、ユイムが絡むと暴走が止まらない。でも地位は捨てる気はない。嫉妬で全員消すし監視束縛 ゲオルグ 七つの大罪オールコンプリートーーー!!! 戦闘狂で性に奔放で傲慢で狂愛DV~! ユエイ 怠惰、暴食 食いしん坊おデブ少年、鳳凰に進化し彼の浄化の炎でコルウスがゲオルグを倒した ウーヴェ 色欲、怠惰  愛と官能の悪魔は働かない病弱ニート、周8で妻を愛す…妻の為に地位も烏族も全て捨ててただの魔術師になり命を捧げた ベヒモス 暴食、憤怒 純粋なヤンデレサイコストーカーホモ、ゲオさんを愛してやまない。鍵を壊してまで侵入しご飯を作ろうとするサイコ ヨルゼ 傲慢? 暗殺者で歌の巫女の少女、ストイック。コルウスを一途に愛し定期的に刺して愛を確かめようとするタイプのヤンデレ。烏王様にっこりして頬にキスして帰らせてくれる。 ユイム 怠惰、暴食、色欲 ダメ男製造機で尽くしちゃう生真面目キャリアウーマン医師、華奢なのに大食い、ある意味色欲か? ゲオルグ「お前には大罪はあります、いとこのくせに散々僕を誘惑した罪です 無邪気に顔を覗き込むのはおやめなさい。生々しくキスしてやりたくなります」  キャラクター名前順 【町名】 まーた作者が覚えれなさそうな設定付ける… 天上の町名 Noctis Corvus(ノクティス・コルウス) 「夜の烏」、闇夜に舞う烏の王国 Ventum Regnum(ウェントゥム・レグヌム)  「風の王国」、流浪する天空の国。 ザンのエリア Aetherium Nidus(アイテリウム・ニドゥス)  「天空の巣」、烏たちの故郷 Caelivagus(カエリヴァグス) - 「天を彷徨う者」、漂流する天空の島 Umbra Nivis(ウンブラ・ニウィス)  「雪影」、漂流時の寒冷地イメージ。 Corvinus Arx(コルウィヌス・アルクス) 「烏の砦」、レイウの誇りと要塞 ザン・ゲオルグ管理 Nebula Arcana(ネブラ・アルカナ)  「神秘の雲」、幻想的で隠された国の雰囲気。 霧に覆われた王城 Tenebris Volatus(テネブリス・ウォラトゥス) 「闇に舞う者」、戦闘民族の烏たち ヨルゼ隊 Celestialis Umbra(ケレスティアリス・ウンブラ)  「天上の影」、神聖&ダークな響き  Aetheris Nox(アイテリス・ノックス) - 「夜のエーテル」 幻想的で高貴な印象。 ノックスのエリア 天上の町名(ラテン語風) Aetheris(アイテリス) 「エーテルの地」、天空や神々の領域を意味する。 Caelum Regnum(カエルム・レグヌム)  「天空の王国」、壮麗で神秘的な響き Corvus Spira(コルウス・スピラ) 「烏の螺旋」、天を巡る烏たちの王国っぽい。 Altivolus(アルティヴォルス) 「高く舞う者」、高空を舞うレイウ族にピッタリ。 Nubilis(ヌビリス) - 「雲の中にある」、幻想的な天空都市のイメージ。 Ventis Arx(ウェンティス・アルクス)  「風の城」、移動する天空の国のニュアンス。 ザンのエリア Ala Regia(アラ・レギア) 「王の翼」、烏王の威厳を感じさせる。 王座の間? Tenebra Caeli(テネブラ・カエリ) 「暗黒の天空」、漆黒の鴉城を意識。 Celestis Umbra(ケレスティス・ウンブラ)  「天上の影」、神秘的で荘厳な響き。 Aquila Somnium(アクィラ・ソムニウム) 「鷲の夢」、伝説級の天空都市感。 地上レイヴァン帝国 町名 主要都市・拠点 ヴァッサリア(Vassaria) 皇帝ヴァッサゴーの名を冠した地、レイヴァン帝国の魂。 カラドーン(Caradorn) - 「烏(Corvus)」+「玉座(Thron)」、皇帝の都市感を強調。 ノル=ヴァーレ(Nor-Vale)  「北の谷」、山岳と雪国の間に位置する要衝都市。 タルヴェイン(Talvain)  「冬の血統」、雪国ローシアンとの境界に位置する戦略拠点。 イーグリス(Eagris) 「鋼の都市」、武人の誇りが息づくレイヴァン帝国の戦闘都市。 交易都市・文化交流の地 シャン=ルオ(Xian-Luo) 中華エリアとの貿易都市、シルクロード的な拠点。 アル=シャディル(Al-Shadir) 遊牧民族と中東風文化が混ざる国際都市。 ローエンハイム(Lowenheim)ローシアン文化の影響を受けた豪雪の港町。 アシワラ(Ashiwara)葦原との交易地、和の雰囲気を持つ異国情緒の町。 軍事拠点・要塞都市 ヴァル=ストルグ(Val-Stolgh) 「戦の城」、帝国の最前線であり不落の要塞。 グリムヘイム(Grimheim) - 「死の砦」、極寒の戦場として恐れられる地。 オル=ヴァンタール(Or-Vantar) - 「漆黒の翼」、烏国最強の戦士たちが集う都市。 地上 ユカラ地方、ゲオルグ支配時 アヴァリム(王の座) → ゲオルグが築いた暴君の都 ドゥアト・ナハシュ(冥界の蛇) → 冥府の門&ゲオルグの支配 ウェンカムの城塞(鬼の要塞) → ユカラ族の最後の砦 ナム=サラ(血と砂の都) → ユカラ王決定戦の場所 アム=ハシャ(神殺しの地) → 戦闘狂の最果て

  • 憧れのオイゲン皇帝

    執筆日 2020/10/16 憧れのオジサマ 飲み会からザドウの最後の皇帝オイゲン・キサナドゥ陛下のいい話 ユイムやオイリの初恋のオジサマ… 登場人物は烏王創世記の一期 オイゲン、ユィム、マノヤ、リノン ザン、ゲオルグ、ウーヴェ  面白くないコルウスの飲み会を抜け出して二次会 ゲオルグ・リノン・マノヤ ザン・ユイム・ウーヴェ 「姉ちゃんの初恋って誰なの? イマイチ姉ちゃんの好みがわからないんだよね…だって義兄ちゃんキチガイ電波万年金欠でしょ? なーにが良いのかわかんない…ファービーの声出すし」 とリノンが聞いたのが始まりだった 「ふあーあ、ボク、リノちゃんキライー モルスァ 一番はゲオさん、ボク、キライ」 「お前実はファービーのキャラあんま覚えてねぇだろ、ふあーあ言っとけばファービーになると思うなよモルスァ」 とファービーの声で話すウーヴェと売られた喧嘩を買うリノン 「まだ俺なんも悪口言ってねぇだろ!モルスァ! 俺もユイムの好みがよくわからん…こいつ俺より背高いだけでひょろガリだからな ロケット鉛筆みてー(笑) あっちの方も多分ロケット鉛… ってーな!パイ投げやめろ!!」 ゲオルグの顔面にパイをクリーンヒットさせたウーヴェ 「それは勿論…幼少期に過ごした結ばれなかった永遠の初恋のお兄さんですよね わたくしと同じで19歳上でしたし、行事の日にはべったりでしたものね… きっと素敵なお兄さんだったんだろうなぁ、不思議と嫉妬が湧きません(自分なので)」 「違いますのよ。わたくし、あのお方が好きでしたの… 緑髪に眼鏡をかけていらして…渋くて素敵で…ザドウ族の」 「「「…ザン(さん)(殿)?」」」 とゲオルグ・リノン・マノヤ・ウーヴェ 「最後の皇帝(ザ・ラストエンペラー)オイゲン・キサナドゥ陛下ですわ… 帝国ザドウの為に生きた歴史に名を遺したお方…」 全員が固まった 「オイゲン…ってザンの父親の方じゃん お前めっちゃオジン好きなのな だからモヤシみてーな気持ち悪ぃ年上ロリコン旦那掴んだのか」 と、ゲオルグ 「姉さんよりはずっと年上で既婚者じゃない…? 姉さんとザン様が同い年なんだし」 とマノヤ 「私、長男だが39の時の子だぞ」 と日本酒を飲みながらザン 「初めて抱かれたあの夜は忘れませんわぁ…優しく抱いてくれましたのよ こんな雪の夜に」 「アネゴぉ…次から次へと男の過去でてきて引いてるよぉ」 と涙目リノン 「父と想い人がそういう関係だったと聞いた私はどうすればいいのだぁ…」 ー「小さい姉君、おじさんが抱っこしてあげよう 君は小さくて見えないだろう、この雪景色が 私にも同い年の息子がいてね、私そっくりで賢い悪・即・斬!!な大和男児なんだ」 ザドウの皇帝オイゲン・キサナドゥは城下の公園で小さな少女を抱いて景色を見せた 「わたくし達、葦原人じゃないのですよ。」 「ザドウは寒いだろう、雪国ローシアンの影響で寒いんだ。 砂漠のウェンカム族には厳しい気候じゃないか?」 「紳士ですのね、オジサマ レディーの扱いがお上手ですわ」 「お嬢ちゃんは見た目が13歳とはいえ、息子と同い年だからね。 今年で26かな、中身は。」 「レディーの年齢を明かすものでは無いわ …戦争なんて大嫌いですわ、マヒナ(うち)は引っ張りだこ さっさと終わらせてほしいのですわ、ザドウこそが最強の秩序国家なのでしょう?」 「そうだね…私はね どちらが悪なのかわからなくなってきたんだよ…ザドウ以外の全ての部族を従えレイウ族は我が国を侵攻している。 …何故誰もザドウに付いてこないのだ…そんなに火力兵器を持つザドウが、独裁政治に見えるのか… 私は…兵器を悪用させない為に、守ってきたというのに」 「『ハブられても…ザドウの兵は泣きませぬ…』と教えてくれたのはオジサマですのよ 鬼嫁夫人(カティンカ)も仰っておりましたわ、『正義とは己の信じたものを貫くこと』 そのように泣いていては、また鬼嫁夫人から追い出されますのよ」 「既に追い出されてね…話が長いし面白くないって、子ども達も聞いてくれなくて 今はマヒナのお嬢さんだけが聞いてくれるんだ」 わたくしも退屈だと思ってたけど、オジサマ目当てで通ってらしたのよ 「…わたくし、オジサマが…皇帝陛下が好きなのですわ 将来は第二夫人希望ですわ、玉の輿」 「ハハハ!お嬢さんは野心家だねぇ… 私はカティ以外愛せないからね…あんな鬼嫁夫人で嫉妬深くて束縛束縛でも、料理は上手いし私を引っ張ってくれるし… その…なっ(胸が大きいんだ)」 「言いにくいことを『その、な』で済ませないで欲しいのですわ わたくし本気ですのよ、オジサマが…オイゲン皇帝を愛していますわ レイウなんてクソくらえ、裏切りますのよ 私達を捨て駒扱いしたクソロンウェー死にやがれですわ」 「…やっぱりね、君たちがスパイだということは気付いていたよ カティと父上が。 私は全く気付かなかったけどな! それを聞きたくて、君を連れだした。 お嬢さん、一世一代の求婚も良いが 君の本当の名は?月下美人さん」 「…ユィム・マヒナ 求婚のお返事は? 胸だって、大きくなってみせますのよ オジサマの為に」 「…君の気持ちは大変嬉しいよ、おじさんは結婚できないけど我が子の妻になるのはどうかな?長男以外で四人もいるから選び放題だぞ」 「…考えておきますわ、マヒナは罪人の家系ですから正妻にはなれないのですよ だから、気持ちだけ伝えたかったのですよ オジサマはやザドウは皆から嫌われてハブられてるけど、私みたいに好きな子は星の数だけおりますのよ。この世界のどこかには 最終決戦、頑張ってくださいな」 「あー姉ちゃんズルい~あたしも抱っこして欲しい!」 「姉さんなんてことを…畏れ多くも申し訳ございません、オイゲン皇帝陛下!!」 と、無邪気なジャスミンことリノンとそれを叱るスダチことマノヤ 「よしよし、月下美人の妹たち順番に抱っこしてあげよう くれぐれもこのことは軍事機密だぞ Stillgestanden(シュティル・ゲシュタンデン)(気をつけ)!! 」 ー「…オイゲン様、本気で好きでしたのよ…私の永遠の雪の初恋」 酔って涙を流し、泣き上戸モードが入ったユイムさん 「ちょっとユイムさん、話し合いがあります どういうことですか…やっぱりザンさんと何かあったんですか」 と嫉妬深い束縛ウーヴェがユイムの肩を揺さぶる そもそも貴方の一人称がたまに「わたくし」になるのは、わたくしから来てるのですよ!! 女装したわたくしに憧れた貴女が真似をするようになったのです。 口調だって「ですのよ」「ですわぁ」はその時即興で作った女装ウエ姉様(ウーヴェ)のキャラを、無意識にユィムたんが真似した訳ですし… 月下美人が好きなのは、わたくしが毎年誕生日プレゼントに貴女に贈ってたわけですし。 初恋はわたくしということで良いじゃないですか… ザンさんに負けたみたいなのがムカつきます 「あれカッコ良かったですもんね 『フォイアー!シュペルフォイアー!ロース! Feuer! Sperrfeuer! Los! (撃て!弾幕射撃!行け!) アハトゥン!デックン!ヒンレーゲン!ハルト! Achtung! Deckung! Hinlegen! Halt! (警戒!隠れろ!伏せろ!止まれ!)』 って オイゲン様、ずっと一人で歌って号令してましたもんね」 とマノヤは言うが (あれなぁ…父の口癖だったけど、父はドイツLOVEを拗らせてるオッサンだったし 幼女戦記だっけ、アニメ見て歌ってた歌詞だぞ… あのオッサン、嫁とベヒモスにデレデレだし 嫁に夜這いかけて斬り殺されかけるし…一度も勝てたことない恥ずかしいオッサンだったぞ) と心中で思うザン…愛するユイムの為に墓場まで持っていこうと思う。

  • ゲオルグ&ザンvsタンクトッパーズ襲撃編!伝説のモブ誕生回

    執筆日2025年2月17日 【ゲオルグvsタンクトッパーおじさん&ザン】 ザン「お、噂をすればあそこの山岳に布陣してる敵を見てみろ…ほら、いかにも筋肉質なタンクトップの男たちが(笑)」 ゲオルグ「僕の後ろの貞操はぁ!好きな女に捧げてぇーーー!!! ユイム好きだ生き延びたら俺を掘ってくれぇぇぇぇ!!!」 ザン「貴様何を言っている? タンクトッパーおじさん集団はお前を指名してるんだぞ?」 アメリカンなタンクトッパーおじさん集団「HAHAHA!!!Come on, Georg! We'll take good care of you. (来いよゲオルグ!俺達が可愛がってやるぜ) 」 ゲオルグ、絶望に打ちひしがれる… 最低な陰湿ザンさん、タンクトッパーおじさんを見て手を叩いて泣き笑いする タンクトッパーおじさんへのPTSDから方向性を間違えたゲオルグ 狂愛スイッチゲオルグ「なあユイム…俺の事掘れよ。命令だ 王妃だろ? ユイムてめぇマジ許さねぇ…こんだけ口説いてるのに何故俺を掘ろうとしない? お前の為に800年後ろの貞操を守ったんだぜ?純愛だろ」   イケメン顔で顎クイしてきて言ってくるのに内容が地獄 タンクトッパーおじさん「HAHAHA!!!Here we come, Georg!(来たぜゲオルグ!) Move aside, girls. We're a group of beefy titan toppers who will be digging Georg! (嬢ちゃんどいてな。ゲオルグを掘るのは俺達ガチムチタンクトッパー集団だぜ!)」 800年の未練を背負った最強の執着系ヤンデレ タンクトッパーおじさん「I really regret not being able to dig it up then, Georg! あの時掘れなくてスゲー後悔したぜゲオルグ! My tent Big Magnum is reaching its limit! 俺のテントビッグマグナムが限界を迎えてるぜ!」 タンクトッパーおじさん「Damn it! You've done it, Georg! It's our turn next!! ちくしょう!やるじゃねぇかゲオルグ!次は俺達の番だぜ!!」 ゲオルグ「やめろぉ!!!別に俺なんもしてねーよ取っ組み合いで押し倒しただけで掘ったようなセリフ吐くな気色悪い!」 タンクトッパーおじさん  800年の執着を抱えたヤンデレ狂愛ホモ、どうしても屈強な良いカラダのゲオルグを掘って服従させたい。  この前スズメバチの巣を丸ごと食べた動画がネットで拡散されているパワー系ヤンデレ。   ゲオルグ  妹CPのユイムに掘らせようとする間違ったイケメンムーヴ王、タンクトッパーおじさんの影に脅える哀しき砂漠の王 タンクトッパーおじさんとの切ない別れと終わり…ハッピーエンド? ゲオルグ「許してください僕にはユイムという本命がいます、せめて彼女に掘られてからにしてくださいお願いします…」 タンクトッパーおじさん、涙して鼻水を垂らし抵抗するゲオルグを悲しそうに見つめる タンおじ「...We lost, Georg. We were completely defeated. If you like the girl that much, you should take good care of her. We're always after your ass. …負けたぜゲオルグ、俺達の完敗だ そんなに嬢ちゃんが好きなら大事にするんだぜ 俺達はいつでもお前の尻を狙ってるからな」 歯を光らせて良い笑顔 ガチホモのカーネル「What's wrong, Bob? Are you okay?」 Georg looked like he'd been fucked どうしたんだよボブ!いいのか? ゲオルグは掘られたそうな顔してたぜ」 百戦錬磨のボブ、ゲオルグガチ勢「It's okay, I've been heartbroken... We'll have a rematch in a few hundred years いいんだ、失恋しちまった… 数百年後にリベンジマッチするさ」(地獄の宣言) ゲオルグ「何いい雰囲気で終わらせてんだよ!マジちびったんですけどぉ…掘られたそうな顔ってなんだよ! 誰なんだよコイツらは! ユイムどうする?まだ俺の事掘ってくれる?あれ、いねぇ… そいつ一番の黒幕なんですけど!!?」 ユイム、お姫様抱っこしてくれるザンさんとendへ… ザン「ユイムを護るにはタンクトッパーおじさんが不可欠だったのだ…これからは私が幸せにしよう。 カーネルとボブには大金を積んで100年後に来るように後押ししておいた、頑張れゲオルグ…お前に必要なのは、彼らの真の愛なのだ…何故それがわからん?」 ゲオルグ「わかんねーよ!!!アイツらサイコガチホモだけで愛とはかけ離れてんだろ!!!」  ザン「お前がユイムにやったことも大体同じだ、因果応報なのだ。 私は本編で妻ユイムから後ろを狙われている」

  • ザンと唯舞の婚約

    執筆日 2024年3月11日 ザンと唯舞の馴れ初め話  ずっと焦がれていた。800年近く彼女を遠くから見ていた。 秘めた想いはとうに諦めていたはずだった…… いや、諦めたつもりだったというのが正解か。 想い人の娘の若紫との婚約が決まりかけた時にやはり何か違うと感じていた…… 「あっ、ザンさんやっぱりムラサキちゃんが相当嫌がってるので変えてもらってもいいですか。 良かったらうちのユイムたんの引継ぎよろしくお願いします。」 なんなのだ彼は……自分が私から婚約者を奪って、代わりに娘をくれると約束してやっぱり本人をくれるのか。 しかし私もすっかり乗り気だった。 彼が最愛の妻を託すのは私しかいないと度々話には出ていたからな。 男同士の話し合いで決まったものの、肝心の唯舞が夫への貞淑を貫くといって聞かなかった。 ウーヴェ殿は遺言書にもくどいぐらい私との再婚を奨めていたようだが中々彼女の心は落とせなかった。 夜な夜な墓場で夫の死を嘆き歌う彼女を職質するのが日課になっていた。 墓場鳥ナイチンゲール夫人として既に都市伝説になっておる。  私は根気よく彼女の元へ通い続けた。 何度か通ったがやはり彼女の心は射止めれない。彼が忘れられないのであろう。 彼女の心が一生変わらないのなら今の関係でも良いだろう。 いや、世間体的にはよくはないか。 ベヒモスがいなくなった今、ザドウの元老院の間で私に子孫を残せと煩いのだ。 早くせんと……早くせんと私が婚約させられてしまう!!!  夜の王城の庭園で落ちかけた彼女を助けた。 「危ないではないか…! 君は翔べなくなったのだから、我が身大事にせよ。」 「あら大丈夫よ、低空飛行はできるわ。」 「…いい加減にしないか、ユイム もう一年経つ。 忘れろとは言わん、彼が旅立てなくなる。」 「あの方は地獄に堕ちたのよ。」  暫く二人で海を眺めた 「…寒くないか、羽衣殿」 「ええ、優しい貴方のお陰で。 でもねザン殿…もう、来ないで欲しいの。」 「何故だ、迷惑か。」 皮肉めいて笑って見せたが内心答えを聞くのが正直怖かった。 ……やはり私は男として見られていないのだろうか。 「違う… 私のせいで貴方に浮き名が付く、貴方が悪く言われちゃ婚約にも響くでしょう。 私みたいな子持ちの未亡人なんかより、若いご令嬢の方が相応しいに決まってる。 貴方は優しいから、約束に囚われないで幸せを掴んで。」 彼女の肩を抱き真剣に向かい合った。 「…私の腹は決まっている 貴女以外、私は要らない。」 彼女に触れる程度の口付ける。  「私の心は決まっている……貴女以外を娶る気は無い。 貴女以外に触れえぬ誓いを立ててきた。 …お休み、ユイム 風邪をひくなよ」 ――――あの夜、勢い余って初めて彼女に口付けた。 彼女の気持ちは聞いてきた、まだ身分で遠慮しているというか怖気づいておるのか…… 700年程前もそうだった、私達は身分差で周りに引き離されたようなものなのだ。 今は違う、私はあの時と違って正式なザドウ当主だ。  遂に痺れを切らして烏の風習で彼女を攫って来た。 婚姻届を書かせたと同時にああ、アレも回収しとかんと…… 撮った本人も忘れていた700年前の脅迫映像だ。 詳細は言えんがとんでもない内容と私の棒読み演技が映っておる。 「貴方って律儀で執念深いのね……そこが素敵ですけど。」 「よく言われる。」  私達は晴れて正式な婚約者となった。 友であるノックスも申していた 「ウーヴェお義兄さんの最期の願いでしたし、何より失ったものを共有できる相手って大事ですよね…… ザンさんとお義姉さんは性悪同士絶対お似合いだと思いますよ!」 中々失礼だが褒め言葉として受け取っておこう。  まあどうやら義妹君(リノン)の後押しも効いたようだな。 そういえば昔から彼女は妹達のマリオネットだからな。 陰険性悪金持ちだから私にした方が良いと言ってくれたようだがジャスミン夫人らしい。 君も相当な猫かぶり性悪だと私は思っている。 【あとがき】 ヤバイ……書いてたの覚えてないけどなんかあったから公開する。 いや序盤書いてたのは覚えてるんですが公開用に修正してたのが記憶から抜けてました。 恋愛ものはこっぱずかしいから公開迷ってたんだと思う。

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  • マイリ師匠ともみじ丸くん

    【前書き】 学校ネタと日常ギャグ、版権ネタあり ※知らなくても楽しめると思います (新月神話伝と共通エピソード) 登場人物 マイリ、クレハ、リリコイ  今日もたゆまぬ武芸に励むマイリ師匠と従姉弟で弟子のもみじ丸くんのお話…… ――――坐導(ざどう)家の庭園にて 「おぁたぁ!!! さぁ行きますわよもみじ丸くん、迎えに来ましたわ」  オレンジ色の髪をしたチャイナガールが人ん家の襖を破いて登場する。 良い子は絶対に真似をしないように。 身内とはいえ最悪ギスギスしだして弁償やら訴訟やらの話になって法事ですら避ける羽目になるであろう。 「マイちゃんぐうかわ~!お早う でもできたら襖は破かないで欲しいなぁ」    薄い紫色の髪を持つ月の一族である唯舞(ゆいむ)が我が子の髪を結いながら舞璃を満面の笑みで迎える。 もみじ丸と呼ばれた少年はおとなしく朝食のもみじ饅頭を食べている。 唯舞(ゆいむ)伯母様はいつもわたくしを叱ってくださりませんわ…… この煌花舞璃 (きらはなの まいり)、生まれて数十年お嬢様として育ちましたが誰もわたくしを𠮟責してくださらない わたくしの母は人間風情にぶち殺されましたの、きっと彼女が存命であればわたくしの秘孔を突いて怒ってくださったと勝手に推測しておりますわ 「マイちゃん、最近北斗の拳にハマっているのね 懐かしいわ~ あれ、私の親世代の漫画だから1000年ぐらい前の名作じゃないかしら♪」 ※この時代の葦原は神武天皇辺りの時代です  ギャグ時空だと魔界経由で仕入れたので未来の漫画が流通してたり 「あたたたたたたたたた!!! あたたたたたたたたた……ほぉあた!!!」 マイリ師匠の華麗な足裁きで練習用の人形は手も足も出ない、当たり前だろ。 ご丁寧に人形のイラストが劇画風でどう見ても原哲〇氏の作画のようだ。 「あの……師匠、マイリ師匠」 「マイちゃん武芸に励んで偉いわねぇ、もう用意できたし遅刻しますよ~♪」 伯母様はのんきである ――――王立学院へ登校中 烏達の楽園である天上は安心安全をモットーにしており、不審者は見かけませんわ 学院長が元軍人で人斬り烏なので同胞からも嫌われていますわ 学院長の子供であるもみじ丸くんを登校させるのも上級生であるわたくしの務めですわ わたくし甘やかされた末っ子なのでお姉さんできるのは新鮮で嬉しいですわ わたくしのお嬢様言葉は似非だとよく言われておりますのよ もみじ丸くんが何やらカバンをゴソゴソと…… 朝弁かしら? 「あ、マイリ師匠 何巻まで読んだ?今究極版の方5冊持ってるけど貸そうか……」 「ほぉあたぁ!!!」 即座に飛び蹴りが炸裂し、朝からもみじ丸くんが壁に激突しましたわ、鞄と北斗は無事ですのよ 「北斗有情拳を使いましたわ、お前はもう、痛みを感じないはずです…… もみじ丸くん、学校に漫画はよろしくありませんわ お父様にはナイショにしておきますからお昼休みに読みますわよ」 「……それなりに、痛い それに技がどっちかっていうと南斗寄りだった」  もみじ丸くんのお父様はそれはそれは怖い烏(からす)ですの わたくしにとって、唯一投げて愛の尊さを教えてくださった尊敬すべき……お師匠様 後にPTAで問題になって書類送検されたけど警察長官だから真っ黒な方法で出てきた、義伯父上 伯母様曰く、ちょっとストーカー気質で誘拐監禁もしちゃうけどハンサムだし警察だし 天上の腐敗を感じましたけど尊敬すべき軍烏(ぐんう)ですのよ 「マイリ師匠、ちょっとうちの事馬鹿にしてない? 合ってるけど事実だけ並べると大分ヤバイよなぁー……」 ( そう、そして恋する乙女の憧れの的でもアルヨー) わたくしが学院長を慕う自分に酔っていたらぱっぱらぱーの方の次姉が勝手にモノローグに侵入してきましたわ 「お前タチ歩くの遅いヨー、寝坊したリリコイが追い付いたぐらいに遅いヨー うさぎとかめネ!」 イマイチ、ナニ、イッテルカワカリマセーンですわ わたくしの次姉リリコイ・マヒナは母譲りのツインテールと日焼けした肌が特徴の頭がぱっぱらぱーな姉ですわ 「お前ホントにカワイクナイヨー! 校長はワタサナイヨ! お前とリリコイ、争う運命ネ!」 「……うちの父、既に結婚してる」 「行きますわよもみじ丸くん 大丈夫、もみじ丸くんもいつかオトナの魅力をわかる日が来ますわよ…… 烏族が基本的に他人の物が欲しくなる習性がありますからね わたくし達ゆとりより上の世代のチルドレン達もまた、結婚しているオトナに憧れる者が多かったそうですわ」 身内に誘拐されて養女になったのに育ての親に惚れたウェリナとかウェリナとかウェリナとか…… 「マイリちゃん?」 花畑に満面の笑みを浮かべたドリルヘアーのお嬢様が見えた気がした。 ……一瞬寒気がしましたわ わたくしの背後に四番目の姉・ウェリナ姉様がいた気がして ――――王立学院 門前 「……お前達登校するだけ偉いがもう二限目始まってるぞ」 学院長自らのお出迎えなんてレアですわ 仲良く怒られて宿題追加されましたの、地獄……と思いきやこの後学院長の家での宿題地獄ですから わたくしと姉にとっては実質ご褒美ですわね 「ちなみに俺の名前、もみじ丸じゃなくて紅葉(くれは)だから」

  • マイリちゃんとザン義伯父さま

    執筆日 2024年3月11日  ザドウ家の待望の第一子・紅葉(くれは)懐妊と誕生辺り、煌花家の末子マイリと義伯父ザンの邂逅の話である。  ザドウ家とエタンセル家の者らが私にも抱かせて!と赤子を奪い合う中、精一杯気を利かせたザドウの主であるザンが我が子をマイリとウェリナの元へ連れてきた。 「ほら、マイリちゃん。 わたくし達の従弟のクレハくんですよ♪」 ウェリナが満面の笑みで手慣れた手付きで赤子をあやす。 続いてマイリと呼ばれた幼い少女は緊張で硬直しながらも目を輝かせて赤子を抱かせてもらう。 (……この子が、わたくしの初めての可愛い従弟。 わたくしがお姉さんとして守ってあげなければ。 男の子だからきっとわたくしと沢山遊べるますわ。)  煌花 舞璃(きらはなの まいり)は唯一の従弟ができて嬉しかった。 彼女は父にノックス・エタンセル、母に煌花 莉音(きらはなの りのん)を持ち、多くの姉と兄を持つが自分は末子で年下の兄弟姉妹に憧れていた。 母を早くに亡くし心を閉ざした長姉キサラ、マイリの母代わりには四番目の姉であるウェリナが主に担当した。 マイリはあまり感情を上手く表現できなかったが幼いクレハの存在がとても嬉しかったのである。  時は少し遡り、まだクレハが母の胎内にいる頃の話である。 ある時マイリは自分に真剣に叱ってくれる存在が欲しくて悪さばかりするようになった時期があった。 「マイちゃん良かったら壊すのは専用の襖だけにして欲しいなぁ~……」 「ヘイ!マイちゃんカモン!僕が君のダディーだよシングルファーザーだよ!」 伯母であるユイムも叱らない。 父であるノックスは怒っても怖くない。というかテンションが意味不明で何を言っているのかわからない。 嗚呼こんな時、容赦なく締め上げる鬼のような実母リノンが生きていたならば…… ポリスウーマンのマノヤとアネラ先生がいれば…… 意外と叱る着ぐるみ紳士ウーヴェが…… 考えたらキリが無いがユイムとノックスだけではどうにもならなかった。  そんな時、あの子供嫌いアレルギーの彼が動いた。 見かねたザンがあろうことか反抗期マイちゃんを投げ飛ばし、彼女は襖を突き破り池にまで落ちたのである。 「イヤぁーーー!!!私のマイちゃんがぁぁぁ!!!」 「 Oh NOOOOOOOOOO!!!!」 ダメな唯舞とノックスをよそにザンは半泣きのマイリを引き上げ目線を合わせる。 「……無暗に物を壊すのはやめなさい。殺すなら戦場だけにせよ。 母を亡くして辛いのはわかるが叱って欲しいのならもう少し素直になりなさい。」 彼はマイリにタオルをかけ、ウェリナがマイリを拭ってあげる。 「……もうすぐ、君に弟分か妹分ができる。 お姉さんになってあげて欲しい。」 流石ザンさん、不器用ながらもどこか優しい。 DVの後急に優しくなるアレですね。 今はもういないベヒモスくんとマノヤさんもやられたアレです。 マイリは恐怖を感じたと同時に少し嬉しかった。 誰も相手にしてくれなかったところを義伯父が諭してくれた。 「……あの、皆様、ごめんなさ……」 「マイリちゃんわたくしが植えたお花を踏んでます♪」 再び彼女は姉ウェリナの理不尽な暴力により宙を舞った。 ※妖怪だから許されるだけで人間は真似しないでね。 「ちょっとぉ……アンタ何してくれちゃってんの! マイちゃんは一応女の子なのよ、傷が残ったらどうしてくれんのよ!」 「僕流石に許せないよ!これは教育委員会PTAに訴えるよ!ブラザー!」 「……お前達がそうやって甘やかすからいかんのだろう。」 面倒くさい嫁と義弟ノックスにウザ絡みされているが気にする事は無い。 ――――あれから煌花女子ことマイリに嫌われたのでは無いかと心配していたがどうやら大丈夫だったようだ。 上官と認識しているのか目が合う度に敬礼をしてくれる、その都度彼も敬礼しかえす。 今では幼いクレハを抱いた状態で敬礼する父親ザンさんであった。 【後書き】 去年漫画で途中まで描いてた話なんですが小説の方で改めて書いてみました。 彼女が義伯父を尊敬するきっかけの大事な話? 初めての従弟なのでマイリはとても嬉しかったのです。

  • 序章 モラクスの悲劇 レイウVSウェンカム

    執筆日2023年12月20日 モラクスの悲劇始まり、陰鬱描写あり。 親世代しかでてきませんがウヴァル26歳、コルウゥ10歳、ゲオルギオス11歳、ユィム7歳の時です。  ウェンカム族の王都カナン、砂漠に存在するが魔術都市で結界に守られた土地であった。 平穏な王都は今、大量の死者とキョンシーた少数の騎馬兵がウェンカム兵を殺戮した。 地獄のような光景が広がる中、人々は奇跡を起こす天公将軍モラクスに縋る。 「天公様、モラクス様! なんとかしてください!」 「貴方は奇跡を起こせるのでしょう…モラクス様!」 …儂には、儂にはできん。 あやつがおらねば…儂の、半身がおらねば。 モラクスの策は次々と敗れ、レイウ軍がもう城下まで迫っていた。 魔術師の多いウェンカムの兵は戦に慣れておらず、死者を操ってそれを戦わせていたのだ。 やはり生身の遊牧民族には圧倒的に劣る。 ――――「口程にもナイネ! ウェンカムの魔術師は楽しみにしていたのだけれど…ネ ワタシのキョンシー、おぞましいでしょう?」 末弟ロンウェー、狡猾で胡散臭い男である。 兄達からは信用されておらず、幼き頃より片翼が原因で蔑まれていた。 「遊ぶなロンウェー、末弟のお前がこんな前線で何をしている。」 次兄アグアレス、ワニを従える彼は憤怒を司り強大な地震を起こす能力を持つ優秀な兄。 「そうだそうだ、お前みたいなお子様が来る場所では無い。 片翼のお前は足手纏いだ、退けロンウェー。 お前は信用できない。」 五男ビュレト。 「…口を慎むのはお前だ、ワタシが首都・烏蘭(うらん)で即位すればお前達なんてワタシの臣下に過ぎない。 力に驕るだけの戦士はよくないと思いマスヨ? ワタシやストラス兄者みたいに頭脳はとてもとても大事ネ。 ま、幼いコルウゥとワタシ、どちらかが相応しいのかまだわからんガネ。 この戦はコルウゥの厄払いと前哨戦よ。」 怪しく笑うロンウェーが死体を愛で、物色する。 「あったあった…魔法石ネ。 ウェンカムの技術とても気になる。 ワタシの部隊に取り入れたいヨ。」 魔界と近い土地なだけあって技術が凄まじい進化を遂げている…やはり後進国レイウではいけない。 他の部族を取り入れて最強の軍を作る、これ大事ネ。 ――――青冷めた馬、ロバと呼ばれたかつての青年は今や青獅子と呼ばれる程強くなった。 ガミジン・レイウ、現レイウの皇帝でお飾りの暗愚として即位した。 兄妹達が成長するまでの間の中継ぎとして即位させられた。 「…ロンウェー、何をしている。 そちらは大丈夫か?」 「あっ、お兄ちゃーん♪ こっちは終わったヨ。 どうする? ワタシの部隊、もっと進ませる? あの無能な兄達を景気付けにちょっかいかけて良い?」 ひらひらと手を振る男は少年のように無邪気に笑う、唯一彼を蔑まなかった優しき長兄に向けて。 依存しているのだろう。 「やめろ、お前が言うと冗談に聞こえん。 これ以上溝を作るな、儂も庇えんぞ。」 「ハーイ…お兄ちゃんこそ、気をつけなさいネ ワタシの気持ち、気付いて?」 ロンウェーが暗器を民家に投げると潜んでいたユカラの忍が姿を表す。 「ガミジン、ロンウェー覚悟!!!」 笑みを浮かべたロンウェーは兄の後ろに下がる。 「…馬を降りるまでも無い」 ガミジンが悪魔術を使うと刺客達は青白い馬の悪魔達に喰いつくされた。 「お見事!流石ワタシのお兄ちゃん! ワタシだけはお兄ちゃんの味方ヨ…だからネ、ワタシが即位してコルウゥを遠ざけて守りたいデス… あとこの戦、頑張るからヴァローナください。 ワタシの養女にしてアモンと縁談よ、めでたしめでたしネ。」 2つになるヴァローナはガミジンの長女で異国ローシアン遠征の際に生まれた。 ザドウ族の皇帝イゴールが大層可愛がっていたという。 「嘘をつくな、お前の腹の内は読めている。 大方、コルウゥの才能に少し警戒してろおるのだろう。 お前にそんな慈悲の心があると思えん。」 母親同士が姉妹であるこの長兄と九男は仲が良かった。 ラウム姉妹の子で盗みを得意とする姉妹はシャズ皇帝を襲撃し、二人まとめてその日に妻となった。 姉がガミジンを生み、後に妹のロネウェがロンウェーを生んだ。 10になるコルウゥはガミジンの長子で父に似ぬ整った顔立ちと知略の才能を見せた。 ガミジンにとっては愛すべき子ら…子を思うあまり後に凄惨な悲劇を起こした。 レイウ王家は亡き父にシャズ・レイウ。彼には複数の妻子との間に悪魔の子らがいた。 長女  ビメ(ブネ)   長兄ガミジン   母はラウム姉 次女  ウィネ  三つ子の 二男アグアレス   三男ウァサゴ    四男ザエボス 五男ビュレト  赤い双子 六男ベアル 三女ベリス  青い双子 四女 ソラス 七男 ストラス  そして下には    八男オティウス(ボティス)   五女 ミュルミュール 九男ロンウェー   母はラウム妹のロネウェ が存在する。弱小レイウを再興する九男五女の悪魔兄妹なり。 ――――「貴様がモラクスか、王は首になったがどうする? 天公将軍、奇跡を起こしてみせるのだろう?」 ガミジン達兄妹が王の首をモラクスに投げつける。 「王よ…おいたわしいお姿で。 …そなたはレイウ王家の者、ガミジン皇帝じゃな。 ウェンカムを落として何がしたい、ザドウとオウギを敵に回すようなもんじゃぞ。 儂の妻はオウギの貴族、ザドウには妻の妹がおる。」 「それがどうした。 王は始祖レイウ王家のみだ。 逆らうならば全ての部族を服従させるだけだ。」 モラクスはガミジンの言葉に笑いを隠せなかった。 「ヒヒヒヒヒッ…!!! 弱小レイウと呼ばれた王家が大層な口を聞く! ウェンカムも弱いが他三つの部族はどこも武力に長けておるぞ! 我は魔神モラクスである、この者らに死を賜り給え…」 モラクスの強力な幻術が彼を襲う。 牛の悪魔、馬の悪魔、数多の死骸が動き出しガミジンを襲った。 「…私はレイウ王家の青き獅子、その程度見飽きたわ!」 互いに禍々しい悪魔術と瘴気がぶつかり合う。 しかしモラクスの強大な霊気をガミジンが抑えた…いや、ロンウェーとストラスの支援術だ。 「…こんな、こんな終わり方は嫌じゃ! 儂は栄華を誇った王都カナンの天公将軍! 儂の天下はこれから始まるのだ…貴様さえ、侵攻してこなければ…」 ガミジンがモラクスを槍で貫く。 「…貴様これぐらいで死なんだろう、勝利の証、見せしめとして王城で処刑してやろう。」 ――――モラクスを処刑しようとした時だった、老いた大巫女がガミジンを呼び止めたのだ。 「お待ちください、レイウの偉大なる王よ… 今しがた、改めてウェンカムにあるというコルウゥ様の厄を見てきました。 予言をお伝えします… モラクスの子が、貴方のご子息に災いをもたらす。 モラクスの子が貴方の子を必ず殺すでしょう。 偉大なるレイウ王よ、モラクスの子孫は根絶やすべきです。」 モラクスは目を見開いた… 「嘘じゃ、そんな予言があってたまるか、儂に貸せ。 儂が見てやる…ぐっ…」 兵士に棒で叩かれ苦しむモラクス。 「…モラクスに子孫は何人いる?」 武器を構えたアグアレスがモラクス付きの女官達に問う。 「三男六女のお子がおります…長女イナリ様のみ身重の身です。」 「儂の子は長男を除いて皆若い、それも女子ばかりじゃ! みな病弱で短命の呪いを受けている、貴様の子に害を与える前にみな死ぬ! やめろガミジン王…そんな事をしては余計に厄を招くぞ!」 「…殺さずとも、幽閉すればよろしいのでは? ウーヤー皇子にも同じ予言が出ました、モラクスの子も幼いなら暫く様子を見られては。」 オティウスとストラスが王に提案する。 「お待ちください、モラクスの子は長男と次女を火炙りに、三女と四女は聖女として拷問を受けさせる。 長女は腹を突き刺し処刑。 未来が見えました、従うべきです。 これもレイウに必要な事なのです…」 葬祭のオティウスが進言するなら正しいのだろう。 王は道を踏み外した。 「モラクスの子を全員探し出せ!!! 抵抗するようなら殺して構わん!」 「はっ!!!我等の偉大なるレイウ王よ アグアレスら兄妹がガミジンに平伏す。 …これは悪夢、ウェンカムの悪夢 後に災厄を招いた、互いの子息の運命を決定付けた愚かしい決断。 彼の息子は這い上がって必ず魂を奪いに来るであろう。 【あとがき】 これもずっと決まってた話なのですがガミジン王の兄妹をロンウェーしか決めてなかったので今決めました。 大体兄妹の最後も決めていますがキャラデザは決めてません。

  • コワイ御曹司とじゃじゃ馬娘

    【前書き】 執筆日 2020/10/16 ギャグラブコメ? レイウ皇族のヴァローナ皇女とアモン皇子の恋愛話 出会い編 登場人物は烏王創世記の部族動乱時代 アモン、ヴァローナ、コルウス、ウーヤー、ロンウェー、リッリ  我の名はアモン・レイウ 地上の麗烏(レイウ)國で皇太子をやっておるごく普通のつまらん男だ。 後に即位した時にレイヴェンに改姓したぞ。 レイウもレイヴェンも、由来はRaven(ワタリガラス)から来ている。 大きな烏でCrowよりは善の存在とされておる。 天上の令鴉(レイウ)には我の従弟が治める楽園がある ヴァローナは我の8つ下の従妹で最愛の許嫁だ まだ地上にいた頃、ヴァローナの父が在命であった時から…いつも眺めていた コルウゥもウーヤーも怖がりで、我の顔を見るなり (あれ絶対何匹も烏殺してるよぉ…悪役顔してるよぉ 凶悪犯の顔だよぉ…) (ウーヤー、おしっこ漏らした あいつコワイ…今日眠れないから兄上トイレ付いてきて) (私もちびりかけたぞ~ウーヤー、今日は絶対一緒に寝ような! 約束! ババアには内緒な) と、コルウゥとウーヤーに小声で悪口を言われ凄く傷ついたぞ… 我も共に寝ようと、枕を持って入ったら 「ギャアアアアアアアアア!!!!悪霊退散悪霊退散!! 魔界に帰り給えサタンよルシファーよ!!」 と、従弟にお祓いまでされて傷ついたぞ… 翌日、従妹のヴァローナにメンチを切られて 「どこの魔界から来たんだてめえ…アタシはこいつらヘタレと違って度胸あるぞ 覚悟しろよ」 「…我と10秒目を合わせてくれたの、そなただけぞ シャイなだけで、我は無害ぞ」 「…なんか、ごめんね 馬鹿兄とチビ弟がごめんね…良い奴と思わなくてさ」 「ヴァローナ!!従兄様になんて口の聞き方するの!! このお方はお前の許嫁ですよ、顔が極悪人面しているだけで根は良いお方です 踊りも歌も下手だし弱いわ何もしないお荷物御曹司ですが、心だけは綺麗なのです… ヴァローナのことをきっと大事にしてくれますわ」 「いてーなババア…母上、ごめんなさい 行きますわよ嘘つきお兄様と小便弟様、オーホホホホ!!!」 と伯母レヴェナはいつも庇ってくれた、ほとんど悪口を言われたような気もしたが寛大な心でなくては民は付いてこない。 この顔だから誰も近寄らないが。 ヴァローナは口は悪かったが真っ直ぐで正義感の強い女子であった ぼっちの我を気遣って、一緒に弁当を食べてくれたり無理無理一緒にいてくれた。 乗馬も誘ってくれたが、我が頭から落下してモンスターペアレント・ロンウェーが 「責任取るネ じゃじゃ馬娘!! お前、今日こそ倅と寝るヨロシ! 若いおじいちゃんになりたいヨ」 「くたばれエロジジイー!! お年玉ガッツリ貰うから覚悟しとけよ…エロジジイ」 ー 16歳のヴァローナと隣で寝たけど何もしないぞ、ヴァローナが嫌がることはしたくないぞ… というかどうやってそういう雰囲気を作るかわからないぞ 緊張し過ぎて勝手に不能になったぞ 「…変な事したら、お前の一物に蹴り入れるからヨロシク なーんてね、信じてるから アモちゃんそんな度胸無いもんね~ 優しいところ好きだよ?従兄として」 …眩しいほどの笑顔で言われて、内心ドキドキしていたぞ 寝相が壊滅過ぎて、我の鳩尾にクリーンヒットし吐きに行くと 「でかしたネ倅!!一夜で妊娠したネ!!」 ー「私の可愛い一人息子虐めるの許さないネ…コルウゥ、ウーヤー今日泣かす 幻術で一番嫌いなものを出すネ…」 と父はいつも従弟たちを虐めていた ヴァローナだけは虐めると我が怒ってテント全焼させるので、父も爆弾扱いで我を怒らなかった レイウの歌は、我が踊るには恥ずかしくてな…ジンギスカンだ。 皆もどこかで聴いたことがあるだろう。 『ウッ!ハッ! ジン!ジン!ジンギスカーン!!』 レヴェナ・ガミジン・アモンが無表情で踊るので、余計にシュールさと不気味さ増すそうだ 父ロンウェーはオリジナルでカンフーを入れたり、コルウゥは全く違うナルシストな踊りをするのでよく父と殴り合いになっていた この歌はユカラ族のジャバウォック(ムスタファ)も好きだったそうだ。 張り切って踊っていたが、ユカラ族の踊りは違うぞ。 ー…ヴァローナには彼氏が沢山いた…彼氏というか、男友達だったのだろうが 羨望・嫉妬…独占欲が収まらなくて 義伯母レヴェナから許可も貰っていたので 37564(ミナゴロシ)にして同族を喰っていた 「どうしたヴァローナ…そなたには許嫁の我だけで十分ぞ そなたの為に乗馬だって覚えたし、そなたが料理壊滅的だから我が覚えたぞ そなたの望むものは幻術でなんでも手に入るし、蓬莱から金銀財宝だって手に入れてこれるぞ 我の父が 父は地上に残る、そなたも我と共に来い」 コルウゥの終戦宣言の夜に、意を決してヴァローナに夜這いをかけたぞ 「こんのヤリ目クソヤロー!!!」と我は思いっきり股間に蹴りを入れられて壁を三枚ぶち破ったぞ 無表情だが死ぬ程痛いぞ…心も体もズダボロだぞ また不能になったぞ 「アモちゃんサイッテーだな! 欲しいものをまやかしで作って楽しい?アタシはそんなもの欲しくないね あのモンスターペアレント父親といい年してぶりっ子してる母親に甘やかされたんだろうけど、自分で手に入れる努力しな 本気でアタシが欲しいなら、せめてアタシに勝ってから言ってよね」 「そうか… 我が強くなれば、そなたは諦めて妻になるのだな 我は必ずそなたを超えてみせよう それまで浮気するなよ、許嫁は解消した気は無い 父とコルウゥが勝手に解消しただけぞ」 「そこまで言ってないけど、アタシ自分より強い男にしか興味ないんだ じゃあね ごめんね…ちょっと蹴り強過ぎたかなって」 「…気にするな できれば出れぬから引っ張って欲しいぞ」 ヴァローナ、我は必ずそなたを妻にするぞ 真の意味で夫婦にならないと意味がない…そなたに好かれる為に我は地上で花婿修行に励むぞ 「アイヤァ…アモンが料理してるヨ… 何にもしなかったお飾りのあの子が…リッリ感動ヨー ヤリ目でそこまでする、偉いヨー」 いい年したぶりっ子母 「私も感動ヨー…種馬としても無能な倅、どうしようか頭抱えたヨ」 両親にもほとんど悪口しか言われてないが我は寛大ぞ 「私がお前の為に、何としてもバカローナ捕まえて嫁にしてやるヨー 30年後辺りにレイウに挑発文送るヨ~それまで兵力国力整えるネ 楽しみネ…あれだけ啖呵切ったコルウゥが、天上でどんな国を創るのか、見物じゃないかね なあリッリ 異母とはいえ兄上の子ね…これでも心配しているのデスヨー 私が、一番可愛がっていた甥っ子がコルウゥ 他の兄たち、私のこと見下してたし私、母の身分低かったのデス コルウゥは贔屓や差別しなかったデス…ああいう所が兄に似ていて妬ましい」 「そうネ…ワタシの最愛の妹・レネイの子もいるネ… アナタ! スゴイヨ~遂に皇帝になったネ! アナタの頭脳とリッリの内助の功のお陰ネ!只のエロジジイじゃなくて良かったヨ~… リッリ、自分似の娘欲しいネ…種無しになった夫持って離婚考えたヨー 孫に期待するヨー、ヴァロナなら沢山女の子生みそうネ 元気な嫁、大歓迎ネ」

  • オウギの里の幼馴染組

    【前書き】 執筆日 2020/12/28 オウギの里の幼馴染組 登場人物は烏王創世記の部族動乱時代 オイリ、カティンカ、オイゲン、秋明菊 オイリとカティンカ(瓔珞草)の義姉妹、そしてオイゲン(ユージン)皇子のお話。 親世代の幼馴染の三角関係ラブコメ?のギャグです、方言あり。  私(あて)が8つの時に母(かか)様が亡くなった あては体も弱ぁてな、父様や二人の兄も戦死してしもうた あてはひとりぼっちや思うてずっと泣いてた かか様の葬儀で、薄い茶髪のオジサマが慰めてくれてたらしいけどよう覚えとらんのや あてはシュウメイギク様のお家に預けられてな、そこで4つ下の小生意気な義妹に出会ったんや 名は『珞草』、途中で『カティンカ』に名前が変わった。 「……アンタ、背ぇ高い癖によう泣きよんな」 と生意気そうな眼の小さい女やった 「ぐすっ、当たり前やろ……戦でみんなおらんようなってもうた かか様に会いたいんや あては長く生きられへんし早う死にたい……」 「……死ぬなんて簡単に言いなや!! アンタが死んだら、シュウメイ様が悲しむけん ほら、これ……和菓子や」 「そんなんいらん……ちょっ!!お前やめんかいどつくぞ……!」 無理矢理口に入れよるでこのクソガキャ 泣きながら食うたら、鼻水の味でしょっぱいけど美味かった 「……なかなか美味いやんけ」 「シュウメイ様からの余り物やさかい」 「余り物なんかい」 シュウメイギク様が出てきて、あての口と鼻水を拭ってくれた ハンケチに唾付けて拭くのやめて欲しいわぁ…… 「オイリ、すまんなぁ……珞ちゃんは不器用やけんね 御前らは今日から義姉妹になる、仲良うしいや」 「……あてがこのガキと?冗談やめてぇや」 「そないに言いなさんな 珞ちゃんも戦争孤児で、たらい回しにされた子なんよ」 なんだかんだこの小さい義妹といっつも一緒やった ある時、そこそこ顔の整ったお堅そうな男の子が邸にやって来てな 一目惚れやった 「……あの子、誰やろうか ちょっとカッコええやないのぉ」 珞は頬を染めるあての裾引っ張って 「あいつはやめた方がええ あたしら武家とは身分が違い過ぎる」 オウギ族は皇族、公家、武家の順に身分があってな 「公家か?」 「その一個上、皇族や」 「そぉかぁ……賢そうで育ち良さそうやもんなぁ……って なんや、あの子早速いじめられとんで ほんまに皇族なん?」 緑髪の男の子はすごいいじめられとった 避けられてるのは勿論、なんか一人だけテンション高いし軍隊ごっこ?みたいなのしとんねん ノリがなんか……浮いとんねん 「しーっ!!!これはナイショ、みんな知らんからいじめとんねん」 珞があての口抑えて 「……なあ、洛。 なんかチラッチラこっち見よんで 弁当持ってこっち一歩ずつ近寄って来んで どうす」 「こんにちは!お嬢さん達 今日からこの屋敷に就任しますユージン軍曹と申します!以後お見知りおきを…!」 「は、はあ……よろしゅうお願いしますえ~ あてはウエペケレのオイリやさかい こっちの小さいのは洛草言います……」 なんや距離詰めてきよんで 「……なんやの」 「よろしくお願いしますオイリ一等兵!! そっちの珞草兵士長も!」 なんであての方が格下やねん 「……野蛮そうだからであります」 なんで心中察してくれんねんエスパーか ユージンの心中は (……可愛い子だなぁ……オイリさん こっちの無愛想な子のお付きかな?) であった 「……ちょっと、なんであんたが真ん中なん? オイリはあたしの義姉やさかい お近づきになりたかったらあたしを通してくれるか」 珞がずっと不機嫌で、あての裾を掴んで離さん 元々この子笑わんけどな 「可愛くないであります!」 「ゆ、ユージンはん? その口調は目立つからやめてもらえると嬉しいなぁ」 聞いたアカンような気もしたけど、口調の理由を恐る恐る尋ねた 「本官は誇り高きザ……でなく、宇宙からやって来た軍人であります! ケロロ軍曹にはまったであります! ユージンとい名前なのに友人が一人もおりません(泣) だから、貴女みたいに可愛らしいお嬢さんに仲良くしていただけると嬉しいであります……」 なんやこいつ……痛い電波ミリタリーオタクか思たらアニオタも拗らせとるやん はよいねや……(訳 去ってくれ) 「『ユージン』って高貴なんバレバレやで、御前は『ゲロロ』で十分や」 珞、ほとんど悪口やないかい 「この子どもは可愛くないであります!母の弟子の分際で生意気であります!」 「母ってシュウメイ様の……?ってことは、もしかして…… ザドウの皇太子!!?」 「「しーっつ!!!」」 あてが大声上げるから、急いで黙らされたわ (なんでザドウの皇太子がこんな田舎におるんよ!) (本官は疎開中であります!今ザドウは北の国ローシアンと戦争中であります!) シュウメイ様はオウギ族の公家のお嬢さんやけど、夫は烏の最大の帝國ザドウの皇帝だって聞いたわ 普段は隠してるけどな 「まあ、ええわ……オウギの里におる間は仲良うしよなぁ ユージン……殿下」 「本官の身分がバレないように、呼び捨てでお願い申し上げます よ、よろしくなオイリ一等兵」 (やっぱりこの子可愛い……本官は年上の優しいお姉さんがタイプであります! こっちの生意気な子どもは要りませんが) 「……仲良うしてな、ユージン」 「お前には敬語を強制するであります」 珞が義務的に言うと、ユージン嫌そうに言うたわ シュウメイギク様の御屋敷で賑やかな幼馴染三人の暮らしが始まった ユージン、本名は『オイゲン・キサナドゥ』 読み方変えただけやしほんまに名前でバレバレやで…… 最大帝國のザドウの国……恐らく最後に統一するのはザドウ族か、オウギ族であろうと言われている。 先進国家であるザドウ族と懐古主義の古き良きオウギ族、この二国は同盟関係でもあった。 オイゲンはほとんどザドウの国に住んでたけど、幼少期は母方のオウギの里で暮らした。 青年期は流石にザドウの国におったけど、時折武術の訓練で滞在しに来てた。 ……あての一つ年下の初恋、ずっと好きやった あいつもあてが初恋やったクセにな、あてのアタックが強過ぎて引いたみたいでな…… 途中でカティ(珞草)に乗り換えよったでぇ ―――― 時は流れオイリ20歳、オイゲン19歳、カティンカ16歳 「オイゲン様♡ あてとカティどっちが好きなん? 今日こそ決めて欲しいどすえ……?」 腕を組み、胸元をはだけさせて誘惑するけど あて、乙女どすえ~ 「……そそれは……どっちも選べない! どっちも好きだ!!! でもカティ~♡今日こそ私の夜這いを受け入れてくれ!」 おいおいこいつ……カティに毎回毎回迫って背負い投げされて喜んでるわ ドMなんちゃう? 亡きシュウメイ様もな 「珞ちゃん、オイゲンが間違ったことしたらオウギの里内では好きに投げ飛ばし あたしが許可するわ」 って言ってはったんよ。 【あとがき】 秋に創作した幼馴染三人組の絆やお話は構想がすぐできたのでずっと書きたいと思ってた。 サイトや本編のキャラ紹介読んだ人にはこの三人の結末が分かってるけど、最後までそれぞれ自分の信念を貫いた三人組として書きたいな。 中編になるかも…ちょっと続くかもしれません。

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